也川塗とそのお姫様

小さな幸せ ページ9

塗side

俺の仕事用パソコンでゲームしてる貴方
自分のでやれって言ったけど友達に貸してるんだとか

塗:ねえ貴方、そろそろおしまいにしない？俺も調べたい事あるんだけど。

あ:もうちょっと！

塗:はぁ…。

今日子さんから調べてほしいって言われてるのがあるのに…
もうちょっとと言ってからかれこれ20分

塗:もう！貴方、そろそろやめないと怒るよ。

あ:はぁーい…。

渋々俺のパソコンから離れる貴方
隣で画面の文字を追っている

あ:……。塗、座りたい。

そう言って俺の足をポンポンする貴方
可愛いなぁ、もう

塗:いいよ、おいで。

貴方を俺の足の上に座らせる
貴方のお腹に手を回しながら、パソコンを操作する

しばらくして貴方が俺の首に手を回して寄りかかってきた

塗:眠い？

あ:ｺｸｯ

塗:ベッド行く？

あ:((首を横にふる

塗:ソファーがいい？

あ:ここでいい…。

塗:分かった。

俺の上ですやすやと眠る貴方
起こさないようにパソコンを閉じた
やっぱりベッドに連れて行こうと思ったけど、きっと起きた時に俺がいないって寂しがるから

しばらくして法朗さんが帰ってきた
法朗さんは貴方が寝ているのに気付くと、気を利かせて毛布をかけてくれた
俺はしばらく動けそうにもないけど、こうしてるだけで貴方も俺も幸せ
今はただそれを肌で感じていたい

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