拗らせ王子と純情娘 ５ ページ5
授業終わり。
シャオロンくんとコネシマくんに、ショッピくんがどんな子かを尋ねてみた。
するとお互いに顔を見合せニヤリと笑う。
「まぁーあれじゃね？バカ真面目？」
「いやちゃうなシャオロン。あいつは可愛い性格しとんで。本気で好きなやつには奥手やん」
「ブハッ、あー確かにな！でもバレバレやんな」
「そうそう、俺らにバレてない思ってんのが余計可愛いわな」
これ本当にショッピくんの話なのだろうか。
いつもムスッとしている彼でも、今恋をしている相手がいるという。
しかも本命には奥手、なんて可愛らしい一面があることを知り少し安心した。
「そっかそっか。っふふ、そうなんだ」
「？Aちゃんなんか嬉しそうやね」
シャオロンくんに顔を覗かれる。
「ううん、ショッピくんがそんな子だなんて知らなかったからしれて嬉しくなったの。はー、でも教えて貰って初めて知るなんて担任失格だなぁ」
「まぁ仲良うならんと出てけーへん性格やしな。A先生頑張ってください」
コネシマくんにポンッと肩に手を置かれ慰められる。
あ、こいつ私が低身長をいい事にバカにしたスキンシップしやがって。
目を細めわざと睨むと、二人はケラケラ笑い出したのだった。
☕
〜shp side〜
「この小テストで満点を取らなかったら必ず再テストがあります。なので全力で頑張ってくださいね」
今日も可愛いA先生は、一枚の紙をヒラヒラと揺らした。
英語の単語テストである。
まぁ満点とか余裕すぎるので、ここで優秀な生徒だと見せつけてやろうと気合十分である。
すると、チーノがピシッと手を挙げ先生に質問をした。
「Aちゃん、再テストっていつやんの？」
「放課後。部活ある人は顧問と折り合いつけるので安心してくださいね」
なん、やと…。
クラスからえー！？とブーイングが起こる。
しかし男子たちはどこか嬉しそうにニヤついている。
…。
「放課後！？じゃあ俺いつチヨちゃんに会いに行けばええの！？」
「まず保健室に放課後遊びに行くのやめなさい。それに満点取ればいいだけの話でしょ？頑張ろうねチーノくん」
「あぁぁ絶望的やぁぁあ」
ブラックな笑みを浮かべるA先生。
あ、その顔もいいっすね、グッときます。
じゃねぇわ。
放課後に生徒と再テストか…。
「満点を取るまでは何度でも受けてもらいます。ごめんね、英語は他のクラスも共通で同じことしてるの。だから頑張りましょう！」
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てきとーさん - チヨちゃぁん……チヨちゃんっ！幸せになってくれ… (2021年1月21日 7時) (
レス) id: 2e24d3a77d (このIDを非表示/違反報告)
お茶(プロフ) - みかげさん» わぁありがとうございます！！泣 チヨちゃん可愛いですよね！？(？) (2020年9月7日 23時) (レス) id: 439e2c470d (このIDを非表示/違反報告)
みかげ(プロフ) - 完結おめでとうございます……！！shp君……君イケメンすぎん！？ってかチヨちゃんかわ……チーノさん羨まし(殴)めちゃめちゃおもろかったです！！ありがとうございました！ (2020年9月7日 17時) (レス) id: 946825ef56 (このIDを非表示/違反報告)
お茶(プロフ) - 粉みるく。さん» ちょっと見たいというコメを見たので、、、！ (2020年7月13日 23時) (レス) id: 7f31983ff2 (このIDを非表示/違反報告)
粉みるく。(プロフ) - ば、番外編…w わーいチヨちゃんだぁぁぁぁ！ (2020年7月13日 23時) (レス) id: 091f5a802b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：お茶
| 作成日時：2020年5月20日 1時
