隣人さん ４９ ページ49
社員旅行から1週間が経った。
今はコネシマくん宅でグダグダしている。
あの日、結局田辺とシャオロンくんは帰ってこなかった。
酔いつぶれた田辺と一緒にホテルへ行ったらしい。
けど何も起こらず。
そのまま二人仲良く朝帰り。
「嘆いてたよ田辺。シャオロンくんが手出してこないって」
「シャオロンは田辺ちゃんタイプやないで」
「あそうなの！？...頑張れ田辺」
キッチンからソファに座っているコネシマくんへコーヒーを渡す。
彼はカップをテーブルに置くと、ポンポンと自分の膝の上を叩いた。
...座れってか。
自分も持ってきたカフェオレをコネシマくんのコーヒーの隣に置き、おずおずと膝の上に座る。
「え、ちゃう。向き合って欲しいねんけど」
...ん？
の割には私のお腹に腕を回し抱きしめている。
それじゃ動けないぞ、動く気もないけど。
すると下ろしていた髪を掻き分けられ、後ろから首筋を噛まれる。
「イギャッ！！な、何してんの！！」
「色っぽい声出せや〜、イギャッってなんやねん」
噛まれた箇所を舐められる。
っ...た、耐えろ、耐えるんだ。
「白い肌が赤く染まるとええよな、なんか、ええよな」
「何言ってんの変態！！」
体を捻り振り向けば、いたずらっ子のような笑顔がそこにはあって。
可愛らしい八重歯を覗かせ笑っていた。
「よしよし、嫌やったら向き合って座れ」
〜〜〜！！
仕方ない、腹をくくろう。
足を広げて彼の膝に跨るように向き合う。
こんな体制よくない、と思いながら顔から火が出る。
「ええ眺めやわ〜」
下から私の顔を見上げるコネシマくんを殴りたい気持ちでいっぱいになる。
落ち着け...落ち着け...平常心を保つのよA。
「じゃ、まず質問一な」
なにか急に始まった。
キョトンとした私を放って進んでいく。
「俺の好きな食べ物を述べよ」
「え。えっと、唐揚げと鮭マヨ」
「嫌いなんは？」
「きのこ類とエビと茄子？」
「好きなスポーツは？」
「サッカー」
「ええやん、ええやんええやん」
何このクイズ大会。
すると、今まで楽しそうに笑っていたコネシマくんがニヤッと怪しい笑い方をする。
「じゃあ、Aが世界一好きな男は？」
「こ、コネシマくん...」
「ひゃー！俺愛されとんなー！」
「何言わせてんの恥ずかしい！！」
「恥ずかしいってなんやねん！事実やん！！恥ずかしがるなや！！」
あぁもう何なんだこいつ！！
子供みたいに大声出すな！！
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ろぜ - 軽い気持ちで読んだら大好きになりました！！にやにやが止まりませんね。これからも頑張って下さい！ (6月23日 17時) (
レス) @page50 id: 3f33f1430a (このIDを非表示/違反報告)
ななし - この話すごく大好きです！読んでいてきゅんきゅんしました！これからも頑張ってください！！ (2022年12月12日 19時) (レス) @page50 id: 9bdb69c685 (このIDを非表示/違反報告)
防弾チョッキ - ううううううううううううう！！！！！！！しんじゃう！！！大好きです！！ありがとうございます！！ (2022年3月22日 15時) (レス) @page50 id: 8a217b576f (このIDを非表示/違反報告)
レイ - えrいけどシッマかわえぇぇぇぇ！！！！！！！！！！！ (2021年9月1日 18時) (レス) id: dbadc04c4b (このIDを非表示/違反報告)
レイ - 最高かよぉ〜〜〜 (2021年9月1日 18時) (レス) id: dbadc04c4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：お茶
| 作成日時：2020年4月2日 21時
