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隣人さん 46 ページ46

お昼頃。

観光名所を巡り、普段運動しない私の足はヘトヘトである。

けどほとんど私の隣にいてくれたコネシマくんがエスコートしてくれて。


「コネシマくん若いね...」


「歳変わらんのやけど。一緒に筋トレするか?」


「やだやだジムなんて行きたくない」


そんな愚痴を垂れながら列の後ろで会話を弾ませる。

少し歩くペースを落としてくれたので、みんなの列より距離が離れている。


「今日の夜何食べたいん?」


「ら、ラーメン!」


「急に元気になったな」


クスクス笑うコネシマくんにつられて笑う。

だって味噌ラーメン食べてみたいじゃん、北海道名物。

どんな味か想像しているとそっと手が繋がれた。


「バレへんやろ、後ろやし」


熱が帯びていき、顔が一気に熱くなる。

確かにみんな自分たちの話に夢中で私たちのことなんて見てないけど。

付き合ってからコネシマくんは私を甘やかすようになった。

それと同時に自然なボディータッチもぐんと伸びて。

シャオロンくんによれば、歴代の彼女には全くそんな事をしていなかったとか。


「...うん」


その事実が、その行動が。

全てが私を嬉しくさせるから簡単に振り解けないのだ。


「お二人さーん、このお店入るって!」


遠くの方で同期が私たちに手を振った。

コネシマくんは手を離すことなく、背中に繋いでた手をスッと隠した。

余計に距離が近くなりドキドキしたのは言うまでもない。





「シャオロンさんって私服カッコいいんですね〜!」


「えぇ?そーう?いやぁ嬉しいな〜!」


テーブル席に座った4人。

田辺もシャオロンくんもデロンデロンに出来上がってしまった21時である。

繁華街に来た私たちは私のリクエストでラーメン屋へ。

二人の会話を尻目にズズッと麺を啜っていた。


「なまら美味い〜」


頬に手を当て堪能していると、目の前に座ったコネシマくんが目を細め笑う。


「A、口開けて」


「え?」


するとコネシマくんの箸が突っ込まれて。

咀嚼すれば正体は餃子だと分かる。

餃子も美味しいとか何もう帰りたくないんですけど...。

そんな調子で食べ終わると、田辺がシャオロンくんを誘っていて。


「こ、このあと二人で飲みませんか!!」


ビックリした様子のシャオロンくんは動揺していて。

背中を押すように私とコネシマくんは席を立った。


「飲み行ってこいやシャオロン。ついでに部屋帰ってこんでええから」


「は!?え!?何言ってんのお前!!」

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ろぜ - 軽い気持ちで読んだら大好きになりました!!にやにやが止まりませんね。これからも頑張って下さい! (6月23日 17時) (レス) @page50 id: 3f33f1430a (このIDを非表示/違反報告)
ななし - この話すごく大好きです!読んでいてきゅんきゅんしました!これからも頑張ってください!! (2022年12月12日 19時) (レス) @page50 id: 9bdb69c685 (このIDを非表示/違反報告)
防弾チョッキ - ううううううううううううう!!!!!!!しんじゃう!!!大好きです!!ありがとうございます!! (2022年3月22日 15時) (レス) @page50 id: 8a217b576f (このIDを非表示/違反報告)
レイ - えrいけどシッマかわえぇぇぇぇ!!!!!!!!!!! (2021年9月1日 18時) (レス) id: dbadc04c4b (このIDを非表示/違反報告)
レイ - 最高かよぉ〜〜〜 (2021年9月1日 18時) (レス) id: dbadc04c4b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:お茶 | 作成日時:2020年4月2日 21時

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