隣人さん ４４ ページ44
「い、いやですから、ちょもーA助けて〜」
「え、え？ちょ待って？なんで下の名前？下の名前で呼ぶ必要あります？」
「ひゃー」
屋上にて。
ロボロくんに詰め寄るコネシマくん。
やはり嫌な予感というのは的中していたようだ。
あの人全く仲良くする気なんてないぞ。
ロボロくんにAとどんな関係なのか、付き合ったことはあるのか、もしや元彼とはお前か、など質問攻めをしているコネシマくん。
彼の口は止まらず、ご飯を食べずにまだ詰め寄っていた。
「Aのいいとこ言ってみろや」
「え、えぇ...？あー可愛らしいとこ？」
「はぁ！？それだけかてめぇ！当たり前じゃ！！てか考え込んでんじゃねぇアホ！！！」
「ふぁー」
「こ、コネシマくん落ち着いて...ご飯食べよ？」
そろそろロボロくんの魂が抜けそうなのでコネシマくんを引き剥がす。
チッと大きく舌打ちをした彼は、ロボロくんと距離をとるように私に耳打ちをした。
「あいつ下半身はきっとダイナマイトや。俺の直感がそう言っとるわ...危険やから近づいちゃあかんからな」
「何下品なこと言ってるの失礼でしょ。それより早く食べよ」
そう促せば、まだ納得のいっていない様子だったけれど頷いてくれた。
そんなコネシマくんだったが、愛想のいいロボロくんとしっかり話してみれば意気投合して。
筋トレが趣味という共通点があり更に盛りあがっていた。
「あ、そうそう。旅行先聞きましたか？」
ロボロくんが思い出したかのように箸を止めた。
ピクっとお互い反応。
コネシマくんを見れば知らないというように首を横に振って。
私も同じような反応をすれば楽しそうに話してくれた。
「北海道って言ってましたよ、受付の子達」
「ほ、北海道！！？？蟹とかジンギスカンとか味噌ラーメンとか！！？？」
「まぁそやなぁ...。北海道といったら食いもんよな。特にAなんかは食べ物好きやし、よかったんちゃう？」
最高じゃないか！！！
お、美味しい食べ物がわんさか...。
やべ、想像しただけでヨダレが。
「北海道...ふーん」
コネシマくんは興味無いだろうなーとか思ってたけど、意外にも考え込んでいるので無関心では無いのかと横目で見ていた。
...ん。よく考えてみればコネシマくんと旅行に行くのは初めてなのでは。
まぁ社員旅行という形ではあるが。
「...コネシマくんの浴衣姿が見れる」
「んー？なんやAモゴモゴ言いよって」
「なんでもない！！」
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ろぜ - 軽い気持ちで読んだら大好きになりました！！にやにやが止まりませんね。これからも頑張って下さい！ (6月23日 17時) (
レス) @page50 id: 3f33f1430a (このIDを非表示/違反報告)
ななし - この話すごく大好きです！読んでいてきゅんきゅんしました！これからも頑張ってください！！ (2022年12月12日 19時) (レス) @page50 id: 9bdb69c685 (このIDを非表示/違反報告)
防弾チョッキ - ううううううううううううう！！！！！！！しんじゃう！！！大好きです！！ありがとうございます！！ (2022年3月22日 15時) (レス) @page50 id: 8a217b576f (このIDを非表示/違反報告)
レイ - えrいけどシッマかわえぇぇぇぇ！！！！！！！！！！！ (2021年9月1日 18時) (レス) id: dbadc04c4b (このIDを非表示/違反報告)
レイ - 最高かよぉ〜〜〜 (2021年9月1日 18時) (レス) id: dbadc04c4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：お茶
| 作成日時：2020年4月2日 21時
