隣人さん １５ ページ15
〜A視点〜
「おいでー」
テーブルに朝食を置きコネシマくんに手招きする。
クンクンと犬のように匂いを嗅いだ彼は頬をだらしなく緩めた。
「おー美味そうやな」
パンとコーヒーとスープ。
そのうちの２つは申し訳ないがインスタントですけれども。
パクパク食べるコネシマくんを、紅茶を飲みながら眺めてた。
不思議な光景だ。
好きな人と朝を共にするなんて。
何故彼が私の家に泊まったのだ。
そしてなぜ私は押し切られてしまったのだ。
ただ分かって欲しいのは、コネシマくんだから泊まらせたということ。
誰構わずホイホイうちにあげるほどガードが緩い訳では無い。
それにしても本当に顔は整っている男だ。
俳優さんだと言われても違和感ないのでは。
「…なんや、俺の顔ジーッと」
口いっぱいにパンを頬張ったコネシマくんが首を傾げる。
「いやーイケメンだなーって」
「い、イケメンやないわ！！」
そしていつも強気な彼が見た目を褒められると、えらく照れるのを知っている。
顔を真っ赤に染め笑いながら目をそらすコネシマくん。
っふふ、可愛いなぁコネシマくんは。
綺麗に全て食べてくれたので、私は食器を洗いに流し台へ。
手伝おうとしてくれたコネシマくんを阻止する。
「洗うの面倒くさくて食器捨てたエピソード、衝撃強すぎて忘れられないわ。つまりここから立ち入り禁止よ」
ビシッと手を前に出せばめちゃくちゃ笑われる。
いやこれ笑ってますけど、あんたのエピソードだからね！？
しばらく一人黙々と洗っていると、コネシマくんがリビングのソファから「なぁ」と声をかけてきた。
ちょうど終わったので手を拭きながらコネシマくんの元へ行けば、何故か彼は私のスマホを握っていて。
通知画面を私に見せるように向ける。
そこに表示されていたのはシャオロンくんからのLINEで。
「お前、誘われとるけど」
「あっ！！なに勝手に見てんの！！！」
勢いよく取り上げ慌てて確認する。
内容は今日の夜二人で飲みにいかないかというお誘いだった。
キッとコネシマくんを睨めば何故か彼の方が怒っていて。
「そんな仲良かったん？」
「は、はぁ…？」
「二人でってわざわざ書いとったなアイツ。どうなん？行くん？」
何故そんなに質問責めするのだ。
はっきり言ってコネシマくんには関係ないじゃないか。
押し黙っていると私のスマホに電話がかかってきた。
ビックリし落としそうになるがすぐに応答を押した。
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ろぜ - 軽い気持ちで読んだら大好きになりました！！にやにやが止まりませんね。これからも頑張って下さい！ (6月23日 17時) (
レス) @page50 id: 3f33f1430a (このIDを非表示/違反報告)
ななし - この話すごく大好きです！読んでいてきゅんきゅんしました！これからも頑張ってください！！ (2022年12月12日 19時) (レス) @page50 id: 9bdb69c685 (このIDを非表示/違反報告)
防弾チョッキ - ううううううううううううう！！！！！！！しんじゃう！！！大好きです！！ありがとうございます！！ (2022年3月22日 15時) (レス) @page50 id: 8a217b576f (このIDを非表示/違反報告)
レイ - えrいけどシッマかわえぇぇぇぇ！！！！！！！！！！！ (2021年9月1日 18時) (レス) id: dbadc04c4b (このIDを非表示/違反報告)
レイ - 最高かよぉ〜〜〜 (2021年9月1日 18時) (レス) id: dbadc04c4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：お茶
| 作成日時：2020年4月2日 21時
