隣人さん １８ ページ18
「あったといえばあったけどさ…」
口をもごもごさせ俯く私。
家に泊まらせたなんて口を滑らせたらえらいことになりそうなのでやめておこう。
ボーッとその時の出来事を考えながらサンドイッチをパクリと食べる。
…お風呂上がりのセットしてない髪すごいカッコよかったなぁ。
思い出しただけで顔が熱くなっていき、慌てて首をブンブンと横に振る。
「それを教えて欲しいねんけど」
「先輩から押し付けられた仕事から助けてくれた」
「はぁ？」
これは事実だ。
それで更に好感度が上がっちゃったんだ仕方ない。
「でもカッコイイんだよコネシマくん。タバコ吸う時にライターつける時とかもう…痺れるよほんと」
「ふふふ、恋しとんなぁ。でも全体的に小学生みたいなんは何なん？」
「うっさい童〇！！」
「はぁ！？今それ関係ないやろ！！」
もう、なんでこんな話になっちゃうのよ私たちは。
二人仲良くお昼を完食し階段を下りる。
「ロボロくんの相談も乗るから。いつでも頼ってね」
「ほー、相談かぁ。これといってないなぁ」
「好きな人とかいないの？」
「おらんよー」
「勿体ないなぁ、ロボロくんモテモテなのに」
その時。
喫煙室から出てきたコネシマくんとばったり会ってしまい。
私の隣のロボロくんを見た瞬間、一気に険しい顔になる。
「こんちは」
低い声にビクッと肩を上げる私。
ロボロくんが耳打ちしてきて「コネシマさん？」と聞いてきたので、慌ててコクコク頷く。
その行為も彼は気に食わなかったのか眉をピクっと痙攣させたのが見えて。
ななななんで機嫌悪いのコネシマくん。
「なんやA、お前彼氏おったんか」
「か、彼氏！！？？違う違う！！ロボロくんは彼氏じゃない！！」
何を勘違いしているんだこいつ！！
ププッと楽しそうに笑っているロボロくんの足を踏みつけ、「ロボロくんも何か言って！！」と叫ぶ。
「受付のロボロいいます。Aさんの友人です」
ヘラっと笑ったロボロくん。
弁解してくれたのでふうっと胸を撫で下ろすと、急にコネシマくんに腕を掴まれて。
「昼休みもう終わるで、仕事戻るぞ」
「わわ、なに急に！あ、ロボロくんじゃあね！ありがとう！」
「頑張りや〜」
呑気に手を振ったロボロくんに苦笑いを返すが、ズルズルとコネシマくんに無理やり引きずられてしまった。
めちゃくちゃ機嫌が悪い、なんで。
「こ、コネシマさーん…？」
「ホンマに彼氏やないねんな」
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ろぜ - 軽い気持ちで読んだら大好きになりました！！にやにやが止まりませんね。これからも頑張って下さい！ (6月23日 17時) (
レス) @page50 id: 3f33f1430a (このIDを非表示/違反報告)
ななし - この話すごく大好きです！読んでいてきゅんきゅんしました！これからも頑張ってください！！ (2022年12月12日 19時) (レス) @page50 id: 9bdb69c685 (このIDを非表示/違反報告)
防弾チョッキ - ううううううううううううう！！！！！！！しんじゃう！！！大好きです！！ありがとうございます！！ (2022年3月22日 15時) (レス) @page50 id: 8a217b576f (このIDを非表示/違反報告)
レイ - えrいけどシッマかわえぇぇぇぇ！！！！！！！！！！！ (2021年9月1日 18時) (レス) id: dbadc04c4b (このIDを非表示/違反報告)
レイ - 最高かよぉ〜〜〜 (2021年9月1日 18時) (レス) id: dbadc04c4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：お茶
| 作成日時：2020年4月2日 21時
