八首目 ページ11
今来んと いいしばかりに長月の 有明の海を 待ち出でつるかな_____。
「さて、甘糟は許しても、俺は許してないよ?」
須藤先輩が僕に向かって一歩踏み出した。反射的に一歩下がると、また一歩詰め寄られる。それの繰り返しでついに壁際まで追い詰められてしまった。
ひいいい逃げ場が無いですうううう!!
チラッと甘糟くんに助けを求めると、爽やかなイケメンスマイルでガンバレ!!と言われました。イケメンは何かと得だと思います。
「なんでそんなにビビってんの?まるで俺がイジメてるみたいじゃん?」
イジメてるじゃないですかあああああ(泣)
ドSスマイルを浮かべながら僕を追い詰める須藤先輩、須藤先輩に睨まれプルプルとまるでバンビのように震える僕、知らないフリを決め込む甘糟くん、というなんとも言えない状態ができあがりました。
蜘蛛の糸でも来ないかな………。
垂れ下がってないかな………。
「あれ、皆さん!もう最終下校時刻ですよ?」
蜘蛛の糸、来ました…!!お釈迦様(先生)ありがとうございます!!
今、持田先生がとても輝いて見えます!!輝いて、見えま…
「早く帰ってくださいね」
す?
…あれ?
どこ行くんですか先生……!!?
「よかった。…まだ、続けられるな?」
この黒い笑みは悪魔だと思うんです!!
「失礼します!」
逃げるが勝ちです!!と、逃げだそうとするも、
「待てよ」
手首を掴まれ、阻まれた。
悪寒が背筋を走る。
「は…っ、放してくださいっ!」
「だめだ。なんであの時逃げたんだよ?」
「それ…は…っ」
“気に入られてはいけない”。
望む答えを、返してはいけない。
また捨てられる時の衝撃が、大きくなるから。
それなら。
いらない、ゴミと化してしまう方が。
いいじゃないか。
僕は強引に逃げようとした。
「…放して、ください…っ」
「俺は理由が聞きたいんだよ」
「やっ…やだ…!」
「須藤さん」
今の今まで黙っていた甘糟くんが、須藤先輩に呼びかけた。須藤先輩は僕を掴んだまま、そちらへ向く。そろそろ、目眩が酷くなってきた。
「もうやめたげたらどうですか」
「…なんでだよ。コイツは部活中に、」
「だって、」
甘糟くんが、少し、ほんの少しだけ、声を荒げた。
「稲葉さんが泣いてるから…!!」
×××
眠すぎたんでしょうね、文章まじカスだったんで直しました!
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崎-サキ -(元リア友)(プロフ無) - お久しぶり(ハアト)何度見てもyouの作品は最高よ(ハアト) (2017年1月9日 0時) (レス) id: 26178e4bab (このIDを非表示/違反報告)
灘-ナダ-(元藍羅)(プロフ) - 紫月さん» コメントありがとうございます!面白いという言葉がとても励みになります…!!これからもよろしくお願いします♪ (2016年3月6日 23時) (レス) id: 53ab250884 (このIDを非表示/違反報告)
紫月(プロフ) - とても面白いです!更新頑張ってください^ ^ (2016年3月6日 14時) (レス) id: 403933cc76 (このIDを非表示/違反報告)
藍羅 - キャーじゃないwwwww (2016年2月26日 15時) (レス) id: 415189381a (このIDを非表示/違反報告)
ゴーレム↑↑ - キャー怖いw (2016年2月26日 15時) (レス) id: 415189381a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:灘 | 作成日時:2015年6月21日 16時