私の転移先はボーカルドール！

ある日の出来事6 ページ7

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い、今…なんて？お姉ちゃんの記憶を元に戻す？

私は女神様の肩を揺らしながら、真意を確かめる。

「今、なんて！？お姉ちゃんの記憶を、元に戻してくれるの？」
「ええ。私たちの世界のプリパラを救うのが条件だけどね。」

ほ、ほんと…に？それだったら、私は…。

「分かった。貴方の世界のプリパラというのを救えばいいのね？」
「ほんとに！？嬉しい！」

もう1人の女神様が私を見て嬉しそうにしている。プリパラというのは、どういうものだろうか？

そのプリパラを救えばお姉ちゃんが助かるんだ…。

簡単じゃないのは分かってる。

でも…。私には…お姉ちゃんしかいないの。

周りに友達も、親戚もいないから。

私は唄。できる。できなくても、できるようにするの。
今までずっと…そんな風にやってきたんだから。

…でも、気のせい？私は、ずっと昔に誰かもう1人そばにいた人がいた気がするの。

気のせいだよね。

「じゃあ、連れて行って。」
「わかりました。」

私は、光に包まれそのまま意識が遠ざかる。

見てて、お姉ちゃん。

私―――必ずお姉ちゃんを救うから！

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