私の転移先はボーカルドール！

湖の少女とプリンス様 ページ11

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とりあえず、女神様達に会わなきゃ。でも、この事をこの人達に言っても無駄だと思うし…。

でも…場所が分からないな。この世界の事、聞かなきゃいけないのに。

「カタリナ君。良かったら、僕がこの世界を案内しよう。」
「いいです。私は…。」

すると、グーっとお腹が鳴った。うっ…こんな時に。

「あー！カタリナお腹空いたの？あたしが食べさせてあげるよ！」
「あ！私が！」
「いや！私が！」

と、ギャーギャー騒ぐので、私はその輪から抜けだした。

どうも、あの人達の考えが読めない。

どうして、私にあんなにフレンドリーなのだろう。そんな人、私の世界で見た事なかったな。

そんな人がいるとなんだか…調子狂っちゃうよ。

「あ、あの子！湖の少女！」
「ほんとだ！神秘的な格好してるねー！」

……え？なんで私、湖の少女って呼ばれてるの？もしかして、これが私の通り名などというの？

はぁ…私、通り名なんて、小学生以来だな。

まぁ、『歩く沈黙』と言われるよりはマシか。

とりあえず、私は早く女神様に会わなきゃいけないけど……。

どこか分からない上に…迷ってしまった。

ここ、ほんとにどこ？

ここは？ドリームシアター？なに…それ。

「ここにいましたか。」
「誰！？…紫京院さんでしたか。」

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