ヤンキーなのは見た目だけ？ (ページ2)

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出会いページ2

晴れて有名なA高校に合格した私。

幼馴染の大我も同じA高校の1人。

入学してから数ヶ月、勉強は大変だけど
友達もできて充実した生活を送っている。

お兄ちゃんが委員会で私を起こさずに学校へ
行ってしまったこともあり、久しぶりに
寝坊してしまった私は今、猛ダッシュで学校に
向かっている。

『わっ！！！！！！』

「…いって、」

『……！』

角で思いっきり男の子とぶつかってしまった。
よく見るとB高校の生徒で、B高校に通っているだけあって見た目も怖そうだった。

やばい、、どうしよう、、、

『すみませんでした！！！！！！』

時間も無いしとりあえず謝ったあと、
私はとにかく走ってなんとか学校には間に合った。

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Juri side

中学時代、勉強せずに遊んでばっかいた俺は
比較的家から近いB高校に進学した。

小学校から一緒の慎太郎や、高校からだけど仲の良いジェシーと3人でよくいることが多い。

俺の学校は男子校だし、また遊んでばっかに
なりそうだな、なんて思ったり。

ママに起こしてもらっているものの、
遅刻ギリギリで学校に通う毎日。

そんなある日、
角で思いっきり女の子とぶつかってしまった。

『すみませんでした！！！！！！』

痛ぇ、と思っていると、その子は大きな声で謝って
すぐ走っていってしまった。

女の子が去った後、俺は生徒手帳を
落としていることに気づいた。

AA…？俺と同い年じゃん。
無かったら困るだろうし、今度学校に届けに行くか。

てか、可愛くね？
さっきの一瞬であんま顔は見れてねぇけど
この生徒手帳の写真可愛いし、
めっちゃ良い匂いしたし、、、

男子校に通ってるから恋愛とかは3年間無いかも
しれないと思っていたけど、意外とできたり
すんのかな？そんなことを考えていると、

………あ、遅刻確定じゃん。またやっちゃった。

携帯を見ると慎太郎からまだ来ないのかと
連絡が来ていた。

ゆっくり行くか、。

俺はAちゃんの生徒手帳をカバンに入れ
学校へ向かった。