《4話》理事長の方針 ページ6
《4話》理事長の方針
理「ーーーここが理事長室だよ。さぁ、中へ入りなさい。」
貴「わざわざ案内まで、ありがとうございました。」
瞬「あっ！りがとうございました！」
おい！瞬ww
理「いいんだよそれくらい。私は理事長とはいえ、それなりのおもてなしはできてきないといけないからね。」
広い理事長室だなぁ。
それになんかいっぱいトロフィーとかあるよ！？
この人すごいね！？
そうだよね！それなりにオーラもあるし！←
黒いオーラ発してるもんね！？
理「立ち話もなんだし、そこのソファーに座りなさい。」
貴「はい。ありがとうございます。」
理「君達のことは、日ノ夜さんからよく聞いているよ。」
貴「そうですか。」
理「二人とも成績優秀みたいだね。大歓迎だよ。それに礼儀も良いね。椚ヶ丘にいるべき生徒の見本だよ。」
貴「いえ、そんなこと...」
と、照れ気味にいってみる。
瞬「あの！そういえば、僕たちの母が、ある人と同じクラスにして貰いなさい、って言ってました！」
そういえば...
理「ある人...とは？」
貴「赤羽業です。赤羽業くんは、何組でしょうか？できれば彼と同じクラスにしてほしいんですが...」
理「それは...本当にお母さんの頼みなんだよね？」
貴「はい。もちろんです。」
理「...そうか。それなら良しとしよう。君達は、E組。3年E組だよ。」
3年E組ね。
貴「わかりました。ありがとうございます。」
理「...ところで、君達はこの学校の方針を知っているかい？いや、いや知っていたら赤羽くんと同じクラスになりたいとは思わないだろう。」
どういうこと？？
理「私はね、この学校を、95%の働き者と5%の怠けもの という風にしていきたいんだ。」
貴「95%の働き者...つまり、この学校の95%の生徒は、日々学業に追われ、専念し、努力しているわけですか。」
理「さすが、全国模試1位なだけあるね。理解が早くて助かるよ。つまりは、そういうことだね。」
貴「一方で、5%の怠けもの、E組のことですかね？E組は他のクラスの人々から、差別を受けているわけですか。」
理「差別とは人聞きが悪いな。合理的だよ。物事はすべて、合理的であればならないと私は思う。今更君が何を言ったところで、この方針を変えようとは、1mmたりとも思わないだろうね。」
むかつくなぁ。
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作者名：ひのまる | 作成日時：2014年12月5日 22時
