50、バラム先生と入間 ページ9
Aside
「大変です!この子、羽がない!」
バラム先生が入間くんの羽がなくて問題があると見て、職員室に連れて行った。それに俺もついていったら、大変なことになっていた。俺にできることないから、入間くんの指輪の中にいるアリさんに任せよう。
「羽、ありますね」
「空想壁も大概にしてください」
そして2人は追い出された。俺は追い出されなくて済んだのか。まぁ、もう少し教師眺めてたかったからよかったけど…。
「で、あなたはどうしたの?」
『俺は、2人追いかけただけです。それは建前で、本当は教師を見ていたいなって感じなんですが…』
「授業は受けてくださいね」
モモノキ先生に叱られた。ついでに、モモノキ先生に魔術基礎を少し教えてもらおう。わからないと言ったら、親切に教えてくれた。モモノキ先生の言葉分かりやすい。いいな、教師って。
『ありがとうございました!では、戻ります!』
入間くんのこと心配だし、魔歴準備室に行ってみよう。きっと今頃、バラム先生が入間くん人間って知って倒れてる頃だと思うし。着いてドアを開ければ、入間くんがバラム先生にちょっかい出してた。
『入間くん何してんの?』
「えっ、A!?なんでここに…」
『少し心配で…。その様子はバラム先生に秘密バラしたんやね』
「え、あ、うん。たしか、Aも知ってたよね?僕、言ったことないと思うんだけど…」
『入学式の日、オペラさんに教えてもらったからね。前、言わなかった?』
「たしかに言ってた気がする…」
そしたら、バラム先生が復活して入間くんは長時間説教受けてた。説教の内容も優しかった。ご飯不味くないかとか、学校楽しいかとか、魔界に慣れてきたかとか…。とりあえず優しかった。そこがバラム先生の魅力だよね、ほんと。終わる頃には、入間くんはしおれてた。おつかれ、入間くん。
「Aさんだっけ?カルエゴくんのお気に入りの…」
『名前覚えられてる…。はい!そうです!ありがとうございます!』
「Aって教師相手だとそうなるよね…」
『うん!だって尊いもん!かっこいいし、かわいいもん!』
窓を見れば、もう日が沈んでいた。もうそんな時間だったんだ…。教師眺めてると時間忘れてしまうな…。そして、入間くんと仲良く歩いて入間くんの家で別れた。よし、僕も帰ろう。
『ただいまー』
「遅い。どこ行ってた?」
『バラム先生のとこ』
バラム先生のとこだといいのか、特になんか言われたりはしなかった。
ラッキーデビル
パイモンちゃん
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hibiki(プロフ) - β=nanasi³さん» ありがとうございます!場面想像すると尊さで⚪︎んでしまいますよね。わかります! (2月24日 15時) (レス) id: de3ac271a4 (このIDを非表示/違反報告)
β=nanasi³ - …みんな尊いっすね…!私も場面を想像してたらタ ヒにそうです(?)やっぱ最高です! (2月24日 15時) (レス) @page30 id: 18b89fe2f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:hibiki | 作成日時:2023年10月23日 22時