言霊。

． ページ32

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『龍美さん、おはようございます』

「......はよ」


挨拶は返してくれるんだよね。


『宿題やって来ました？』

「やってない。...んで、俺に構うんだよ」

『仲良くしたいのに理由って要りますか？』


たつみんは静かになった。

俺の勝ちだ。たつみん、今日は存分につきまとうよ。



授業中。たつみんは寝ていた。


『起きてください』


ボソボソと先生に気づかれないように起こした。


『ノート、見せます。あと聞いといたほうが良いですよ』

「わかった」


たつみんが起きてることがよほど珍しいのか先生は驚いてた。
俺が起こしたからには寝るなんて言わせないよ。

放課後、今日はたつみんを寝させませんでした。
が、何処か先輩に連れていかれたのでこっそり跡を追いました。

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