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◯六話、幻想的な ページ20

告白する時間に近づいてきた
莉夏を部室に呼び出す
有栖に相談してスッキリした

前から莉夏が好きだった
それに気づいたのは最近
翔琉がスプロと仲良くなってから
俺のチェロが青く光ったから
ルーチェとスプロが悩みも関係あるって言ったから
もしかしたらこれかなって思ってしまった
まだ、来ないかな


「失礼します!奏斗だけ?」

「ん、部員のみんなは先に帰ったよ」


はぁ…でも振られても別にいい
吹っ切れるから振られた方がいいかもしれない


「なんか顔険しいよ大丈夫?」


莉夏は昔から鋭かったな
鈍くて、なにもないとこで転けたりもしたけど
そーいうところが好きだったりする


「あのさ…莉夏は俺の事どう思ってる?」

「え、どうって言われても大切な友達であり幼馴染だよ
急に聞いてきてそれがどうかしたの」

「いや、べつに…」


可能性は大分失われた気がするし
さっさと言っちゃおっかな


「その…莉夏って好きな人いたりすんの?」

「いつもそんな事聞いて来ないし今日どうかしちゃったの?」







「…俺は、莉夏がずっと前から好きだった!
だから俺と付き合ってください!!」


頭を上げられない
莉夏を見ることが怖くてできない
どう思われてるのだろう
なんだ急にとか思ってるのかな


「やっぱ忘れてたいいよ。ごめん帰ろ」


莉夏の方を振り返ったら窓を開けて
身を乗り出していた


「おまッ!危ないだろ」

「私も奏斗が好きー!!」


その時俺の後ろで青くチェロが光った
あのときよりも強く輝いていた
小さな光が俺たちの目の前で人のシルエットになる


『チェロを弾いてくれたのは奏斗、お前だな
俺はザクロ、スオーノは青で能力は幻想的
今のお前達にぴったしだな!』


ザクロそう名乗ったインストルメント
無邪気に笑ってそう言った
ちょうど窓から夕陽が差し込んでいた


「…莉夏、」

「うん!これからよろしくねっ!!」

三章振り返り→←五話、お悩み相談受け付けます!!



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作者名:まろちゃん | 作成日時:2021年6月17日 15時

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