四話、方法 ページ18
「有栖と翔琉がインストルメントと出会った時はどんな感じだった?」
部長の優海先輩にそう言われた
どんな感じって言われてもなー
「俺はスプロと会ったときおじいちゃんがいなくて悲しい
そう思ってて…オーボエが弾けないのが悔しくて頑張って練習したら
楽器が光ってスプロが誕生したよ」
「私はあのときピアノが我楽多と化してしまったから
昔おばあちゃんが言ってたインストルメントを思い出して
もしそれが本当だったら私が助けてあげられるのにって思ってた…」
あんなの見てるだけで辛かったよ!
えっこの人たち心無いのかなって思うくらいだったもん
「俺の…悩みってなんだろ」
『悩みだけじゃないよ!
私の場合は強い想いで誕生したし、
スプロは悩みだけどたくさん練習したから』
その時扉が開いた
「失礼しまーす!!」
「うげっ…莉夏、なんでいんだよ」
「一緒に帰ろーかなって」
莉夏ちゃんが来て帰る時間…?とおもい
時計を見たら部活の終わる時間だった
「何ぼーっとしてんだよ莉夏行くぞ」
「あーはいはい!」
なんだかんだ言って仲良いよねあの2人
幼馴染っていいなぁ
私も幼馴染欲しかった!
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作者名:まろちゃん | 作成日時:2021年6月17日 15時