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三話、怒らせてはいけない ページ11

「… いきなり来て、名前も言わずに礼儀も何もないのかよ
今、後輩ってみんなそうなのか?…生意気だな」

「たったそれだけで私たちの目の前で荒々しい演奏をするなんて
あなた、自分の立場わかってるのかしら」

「ほんとよ。1年生のために練習している最中に来ないで!」


シャル、雪華、花奏先輩の順にそう言った
ガチトーンって怖い
花奏先輩なんて、いつものふんわりした感じじゃないもん怖かった


「あの…すんません!俺、神 楽翔琉って言います!
えっと…その、此処に…オーケストラ部に入れてください」

「大歓迎だけど…」


優海先輩が怒っている3人を見た


「俺は歓迎する。ようこそ」


シャルは歓迎してくれるみたい
まだちょっと怖いけど…睨んでるし


「私も賛成〜!1年生嬉しいもん」


いつもの花奏先輩に戻った
これでこそ花奏先輩だ!


「私も許してあげないこともないわ!」


雪華もそういった
なんだかんだでいい子だからな…


「改めて…翔琉くんよろしくね!」

「はい!今日からお世話になります!」


翔琉くんが入った次の日
普段部室にいるから今日は教室にいます


「有栖ー!ご飯食おうぜ」

「はーい!ミミィも食べよ」

「うんわかった」


2年1組は平和です
紗流瑠とミミィとご飯を食べ始める
他愛ない話をしながらのんびりしていた


「眠〜」

「んーわかる」

「有栖の席ぽかぽかしてんね」

「ん〜」


3人でうとうと睡魔に襲われている時だった


「有栖先輩いますか!?」

四話、いない→←二話、後輩くん



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作者名:まろちゃん | 作成日時:2021年6月17日 15時

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