【ツイステ】なぁ聞いたか？？...噂のオネエ、結構良い身体してるらしい【男主】

◆真紅の暴君−４７◆「目撃フェアリー！」 ページ1

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【学園裏の森】〜放課後〜





エース「......お前まだその髪型にしてたのかよ」

デュース「尊敬する...その精神力に」

ユウ「ちょっと！！」



口に手を当てうっと唸る二人に、真っ赤な顔で反撃するユウもまた可愛らしい。
相変わらずぐちゃぐちゃと混沌な髪形ではあるものの、私はと言えばなんだか精神的に慣れてきたようだ。

自分の目にはなかなかつきづらいのが一番の理由だろうが、まぁ......たまにはワイルドなのもいい。うん。



放課後、裏の森にやってきた私達は早速、明日の《なんでもない日》のパーティでエースからリドル寮長へとお詫びの品として渡すマロンタルトを作るために栗拾いをすべくと森を見渡した。
一面栗だらけ。
学園長がリンゴの木を大切にしているのは知っているけど、栗は......もしかして、元々自生していたのだろうか？



(...というか、本当ならマロンタルトはダメなんだけどね)



正確な数字は忘れてしまったけれど、ハートの女王の法律にそういうものがあるのだ。
けどそれを言ったら、未来が分かることも説明しなくちゃいけなくなるし...

なによりもう、あの苦しみを味わうのは嫌だから。
黙っていよう。それに、未来を意図的に自分の都合のいいように変えるのは間違っている気がする。



グリム「おおー！本当にたくさん栗が落ちてるんだゾ。これだけあればマロンタルト食べ放題......ぐへへ」



ぐへへ、なんて最近の同人誌のモブでも流行らないぞ←

もっちりとしたグリムの肉球に傷がつくのはあれだから、とそっと窘めれば、原作のようにグリムが怪我をする事態が感嘆に防げることがわかった。
これくらいなら変えるのに抵抗はないんだけど...



......こんなに簡単に変えられることがあるんだから、下手を踏んだら、今後寮長達がオーバーブロットするだけで済まなくなるかもしれない。
どうしよう、私が要らんことして先生達までオバブロったり、他生徒まで危険にまきこんじゃったら...！？

そんなことになったらもう、全世界、そして前世の世界にいるオタク達に土下座して詫びても足りない気がする...(絶望)



デュース「イガが凄いし...素手で拾うのは無理そうだな。拾ったものを入れるカゴかバケツも欲しい」

エース「植物園の中にどっちもありそうじゃね？」

デュース「行ってみるか」



...今は目の前のことに集中しよう。
自分じゃどうにもできないことで悩んだって、時間が勿体ないだけだもんね。

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