【ツイステ】なぁ聞いたか？？...ＮＲＣには、廊下を爆走するオネエがいるらしい【男主】

◆PROLOGUE−５◆ ページ10

家が裕福なのも理由の一つ。
顔が...まぁ、前世の私の視点からすればかなりのイケメンに産まれてしまったのも、嫉妬される原因の一つではあるのだろう。

だからって見ず知らずの人たちにまで毛嫌いされるのはちょっと......今世の私、人生ハードモードすぎて無理。
よく不登校とかにならなかったよな私...やっぱ身体鍛えるのって精神的にも肉体的にも成長できるのかもしれない。
林檎を握りつぶせるようになった時の快感と言ったら......えへ♡(脳筋)←



脳内でふざけるのはそこそこに、今から直面する自分の運命へと思考をチェンジ。
そりゃあさぁ...



『...関わりたくない、わけではないけども。そりゃオタクですから？きゃっきゃうふふとは言わずとも、普通に友達になったり一緒にご飯食べたり勉強するなんてのは夢ですよ？

　 でも限度があるじゃん。あんな事件に毎度巻き込まれてたらすぐにオバブロするでしょ。美味しいところだけ持っていきたい...モブの中の代表として、私はモブの王になりたい......(？)』

母「うふふ、エドったらまた自分の世界に入っちゃってるわね」

父「そういう年頃なのさ...そっとしておいてあげよう」

『やめて！？温かい目で見ないで！』



我に返ったら母さんも父さんもにっこりと微笑んで私を見つめていた。
優しい両親ではあるのだが、空気読みすぎるのも大概にしてほしい。
真っ赤になっているだろう顔をぱたぱたと手で仰ぎながら、恥ずかしさを誤魔化すように二人に背を向ける。

...心から感謝してる、この歳まで何不自由なく育ててもらって。
明日から貴方方の息子が学校にて問題児となるか優等生となるか、それは全てどの人と同学年になるかに懸かっていますけれど←



黒い馬車が到着し、棺に入る私に寂しげに手を振る両親へ。
息子から、暫く離れることになる二人に言いたいことがあります。




『お願いだから食生活が気になるとか言って何か送ってきたりしな(((バタンッ
　 ア゛ァ〜〜〜ッッ！！』←




棺は空気読めよ！！まだ言い切る前に蓋閉まったんですけど！？
心配だ、心配だと胃がキリキリ痛むものの、棺にかけられた魔法によって段々と睡魔が襲い来る。



起きた時に待ち受ける地獄、せめて一番軽いところでお願いします...
神に祈るように手を組んで、私はゆっくりと深い眠りに落ちていった。






◆






ｐｓ. 父さん母さんへ。
夢で《彼奴》に死ぬほど魘されました。凶夢でしょうか？

先行き不安です(白目)

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