第18話 焦凍の様子がおかしい件 ページ19
今日は焦凍と前に約束していた動物園に行くことになっている
髪は下ろし、服装はシンプルな白のワンピースに麦わらの帽子、ピンクのスニーカーだ。日焼け防止に日焼け止めもバッチリ塗ってきた
何やらジロジロと見られているが集合時間まであと5分……焦凍はまだだろうか
轟「悪ぃ待たせた……か」
『ん？焦凍…何を固まっているんだい？』
轟「駄目だ近付くな！何か…やべぇ！」
『本当にどうしたんだい？！』
結局10分待機して焦凍が顔を上げた
轟「…悪かった」
『よく分からないけど…早く行こう！』
焦凍の手を握って動物園の中に入っていく
入ると側には首の長いキリンさん、白黒のパンダさんらが僕らを迎えてくれる
『わぁ〜！本物ってこんなに可愛いんだね！』ｷﾗｷﾗ
轟(お前の方が反応可愛いけどな……)
中にある出店で簡単な食事を食べて、遂にふれあいコーナーに向かう
着くと何故か中に居た動物達が一斉に向かってきたが、もふもふの犬や大好きな兎達に囲まれた
出れない･･･
『可愛い……可愛いな焦凍。でも、此処から動けなくなったから助けて…』
轟「嬉しいのか怯えてんのかどっちなんだ？」
動物園を満喫しきった二人はお土産を買って、帰路へと歩いていた
『今日は有難う焦凍…。僕ああいう所連れて行って貰ったことが無いから新鮮で楽しかったよ！』
轟「…喜んでくれたなら良かった。次は水族館にも行ってみるか？」
『水族館って魚が沢山いる所だろう？うん、行ってみたい…。きっと綺麗なんだろうねぇ』
夕日に照らされた兎月はとても美しかった
轟はポケットから何かを取り出して兎月に渡す
『…開けても？』
轟「あぁ…」
兎月が慎重に開けると中には、金色の指輪と小さな兎がついたネックレス型の物が出てきた
小さくついた兎が何とも可愛い
『貰ってしまってもいいのかい？』
轟「…お揃いってやつだ。
……プロヒーローになったらお前に本物をプレゼントする。だからそれまで…何処にも行くな」
寂しそうな表情で焦凍が僕の手を握った
焦凍が何処まで感じているのか分からなかったが、僕も手を握り返す
本当にしょうがない男だ……
『僕は何処にも行かないよ…。でも、僕に何かあったら助けてくれる？ヒーロー ショート』
轟「…助けるに決まってんだろ。まぁ、まだお前の方が強いけどな…」
『…当たり前だよ。僕は守る側だからね』
貰ったネックレスを首につけると何だか首輪みたいだなぁ。なんて思ってしまった
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エレン - んんんー焦凍に抱かれたいっ (2019年1月3日 0時) (
レス) id: 9cf5f7dc68 (このIDを非表示/違反報告)
黒夜(プロフ) - mayumiさん» コメントありがとうございました！嬉しすぎて枕ぶん投げました（笑）読みづらい場面も多いとは思いますが、最後までよろしくお願いしますね！ (2018年2月6日 19時) (レス) id: eead03add3 (このIDを非表示/違反報告)
mayumi(プロフ) - 最新話読みました。卯月ちゃんが堕天してしまいましたね。焦凍とこれからどうなっていくのか気になります。更新頑張って下さい (2018年2月5日 20時) (レス) id: afdc9987ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒夜 | 作成日時：2018年1月5日 4時
