第11話 体育祭ー終結ー ページ12
矢張り爆豪君の戦闘センスはクラスの中でもずば抜けていると思う。プロヒーローとなった彼を見る事が今から楽しみになる程に
僕も自分で言うのもあれだが、才能が合ったのだと思う。でもそれは爆豪君の様に自分から望み、磨いたのでは無く、父上によって磨かれた才能だった
爆「避けてんじゃねぇ！」BOOM
『……(楽しそう)』
爆豪君の爆破を受けないように受け身をとって、手を弾いていく。流石の僕でも彼の爆破をもろに受ければ只では済まない
爆「個性使えや！こら！」
『…いいよ。そろそろだから』
急急如律令とシロを構える
そして地面を破壊していくと爆豪君は爆破で上に飛び、僕の隙をついて僕の半径3m内に入る
･･･やっと罠にかかった
爆豪君は何より構えているシロに注意をはらっている筈だ。それに加えてこの場面…いつも以上に警戒している
爆(……は？)
だから僕は敢えて手からシロを離した
一瞬だが爆豪君の意識が僕から離れたこの時、脚で爆豪君を蹴り飛ばしフィールド外に飛ばす
砂埃が消え、爆豪君を見ると見事に気絶している
手加減したから内臓や骨には損害は無いと思うけど……まぁ勝てて良かった
『…疲れた』
表彰式では優勝した僕よりも爆豪君が暴れ、目立ってくれた。終わると皆が駆け寄ってきてくれ、褒めてくれた
携帯の画面が光り、着信を告げる
僕は会場の誰もいない廊下に出て、耳に携帯をあてた
母「兎月！見てたわよ〜我が娘ながら惚れそう！今日はご馳走作っておくから楽しみにしててね」
『……うん、有難う母上。で、鍋は大丈夫？』
母「え？あっ大変！きゃー！」
相変わらずな母上に小さく笑う
…この人は知らない。家の中で母上は武道場に入るのは禁止されているから父上の所業を一切知らないし、また僕も話さない
父「…兎月、変わった」
『ｯ！……父上』
つかの間の喜びも父上の声を聞いた瞬間消え、心拍が早くなる
父「…結果を聞いた」
『はい…』
父「友達は選べ…お前にふさわしい友をな」
『……はい、父上』
ぷつりと携帯の電話がきれる
いつも通りまた褒めてくれなかった…
あの人からすれば僕の勝ちなんて見る価値も無く、テレビを見ずに仕事でもしていたのだろう
『……死ねばいいのに』
ついそう呟いてしまった
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エレン - んんんー焦凍に抱かれたいっ (2019年1月3日 0時) (
レス) id: 9cf5f7dc68 (このIDを非表示/違反報告)
黒夜(プロフ) - mayumiさん» コメントありがとうございました！嬉しすぎて枕ぶん投げました（笑）読みづらい場面も多いとは思いますが、最後までよろしくお願いしますね！ (2018年2月6日 19時) (レス) id: eead03add3 (このIDを非表示/違反報告)
mayumi(プロフ) - 最新話読みました。卯月ちゃんが堕天してしまいましたね。焦凍とこれからどうなっていくのか気になります。更新頑張って下さい (2018年2月5日 20時) (レス) id: afdc9987ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒夜 | 作成日時：2018年1月5日 4時
