【ヒロアカ】拝啓私は今日、大切な貴方を殺します【轟焦凍】 (ページ30)

今日:6 hit、昨日:3 hit、合計:1,162 hit

28 ページ30

轟Side

合宿3日目
その日も何も起こらないと思っていたのに

『…来るな焦凍ｯ!』
轟(…俺はまた何も)

ヴィランに朱音が連れ去られた

夜、肝試しの最中にヴィラン達が襲ってきた
狙いは爆豪。俺達は戦いながらも爆豪を守っていたが、1人のヴィランに1度爆豪を連れ去られてしまった

それでも、追い掛けてみると
ヴィラン相手に独りで朱音は立ち向かっていた

『…爆豪は渡さない。返せ』
ト「痛いです…」
トゥ「おいおい･･･情報より遥かに強くね？！やべーな！」

朱音は舌打ちをして攻撃を仕掛け続ける
俺達が到着すると同時にワープ野郎が現れ、帰ろうとするが朱音はマジシャンヴィランから必死に爆豪を奪い取り、代わりに自分がワープの中に入っていった

轟「朱音!!」
『…水壁』

朱音の出した水の壁のせいで前に行けず、俺は唯朱音がワープの中へと消えていくのを見ていることしか出来なかった

完全敗北だ
俺は･･･また大事な人を守れなかった

病院の爆豪は驚く程静かだった
八つ当たりなのは解っている。それでも…

轟「…爆豪、何であの時お前が」
緑「轟君ｯ!」
爆「･･･五月蝿ェよ。そりゃコッチの台詞だっつーの……俺相手に彼処までボロボロにやるか普通」

睨み合っていると現れた相澤先生に引き剥がされ、掴んでいた手を離す

相「轟…気持ちは分かるが今は抑えろ。之は誰のせいでもない」
轟「…悪ぃ爆豪」
爆「･･･ﾁｯ」

こんな時に朱音が居てくれたら俺達はもっと迅速に動けただろう。俺もこんなに焦ってはいないはずだ

結局、その場はお開きになり、ひっそりと夜に朱音救出作戦が行われることとなった

轟(･･･今度は絶対に助ける)
俺は痛い程手を握り締めた

ーーーーーーーーーーーーーーー
ヴィラン本部
朱音サイド

目を覚ますと、何やら拘束されており目の前には先程も戦ったヴィラン達とUSJの時居た死柄木弔がいた

死「…目覚めはどうかな？」
『…最悪だな』