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…やってくれた
残り5ヶ月という大切な時期に老人に怪我を負わせるなんて

『君達には落胆したよ…』
ナ「あぁ…力を見誤るなんて暗殺者としてあってはならない事だ」


皆の顔が下がる
2週間も餓鬼共の世話をするなんて僕には耐えられない。時間の無駄だ、合理的じゃない。


殺「…ですが、連帯責任として君達も強制参加ですよ?」
『……分かった。でも、今回ばかりは君達の責任だ。僕は手出ししない…』
殺「…分かりました」



お爺さんの職場に着くとわらわらと子供達が走ってくる。僕はのんびり木の上で居眠りでもしておこう…

子供は嫌いだ
何を何を考えているのか分からない
無邪気で無垢で無知だ
感情のコントロールが苦手ですぐ笑い、泣く。煩いし、気に触る

それに僕は何故か彼等に違和感を覚える
自分とは違う…僕のぼやのかかった記憶がそう伝えてくるのだ


『ッ!…またか』

頭にピリッとした痛みが走る
いつもそうだ…思い出そうとすると頭に痛みがはしり、これ以上考えるのは止めろ。と危険信号をだしてくる

…思い出すのが怖い


殺「…大丈夫ですか(1人)君」
『来ないで…あっちには行かないよ』
殺「君の過去は分かりませんが…逃げてばっかりでもいけません」
『……何も知らない癖に。この身体を見れば一目瞭然だろう…それに僕に特別な感情は要らな……ッ?!?』
殺「(1人)君?!」



木から落下するのを殺せんせーが受け止めた
腕の中にいる(1人)は何が起こっているのか分からないようだが、痛い…と小さな声で呟く

『…ぁ』
殺「直ぐに病院に運びますからッ!」









病院に運ばれた(1人)は精密検査を受け、暫く入院することになってしまった

ナ「…大丈夫か」
『ダサいね僕…大丈夫、何の心配も要らないって。これは念の為の入院♪』


いつも通りの嘘っぱちの笑顔でナナシに笑う
また記憶が曖昧になった気がするけど、今度は考えるのをやめた

居座る気満々のナナシを帰らせ、暫く外の景色を見ているといつの間にか隣に花束を持った男性…僕の師匠こと死神が立っていた



死「やぁ久し振りだね少年…」
『相変わらずのお手前で…お兄さん』

お兄さんは笑いながら花束を花瓶にいれると椅子に座って近寄ってくる



『殺しに来てくれたの?』
死「いいやぁ?こんな可愛い弟子を殺す訳無いだろう?お話をしに来ただけだよ……」


相変わらず性格も悪い事で安心した

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設定タグ:暗殺教室 , 男主 , 悪主   
作品ジャンル:アニメ
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- 42話からしばらく名前のとこが(1人)になってますよ!! (2018年4月13日 17時) (レス) id: 8e3edf3d3f (このIDを非表示/違反報告)
黒夜(プロフ) - 悠さん» コメントありがとうございます!見た瞬間、凄く嬉しくて跳ねてしまいました(*´ω`*)これからもよろしくお願いしますね♪ (2017年12月21日 23時) (レス) id: eead03add3 (このIDを非表示/違反報告)
- 楽しいですっ!更新頑張って下さいっ! (2017年12月19日 13時) (レス) id: a5cd8a01d7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒夜 | 作成日時:2017年10月6日 22時

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