30 ページ31
例の沖縄離島リゾートに着いた
事前に調べて少しがっかりした…何故なら何度か此処で取引を行った事があったからだ。
・・・まぁ、カラス達も全羽は無理だったけど前日に数羽向かわせし準備は万端。あとは邪魔と皆のミスが無ければ十分にチャンスはあるだろう
サービスドリンクと称されたものを皆は美味しそうに飲む。僕もナナシも毒には耐性があるが、そこは念の為手は出さないようにしている
中「飲まんの?美味しいのに」
『残念ながら、僕達はこの手のジュースが苦手でねぇ…』
さっきのウェイトレスは同業者の”スモッグ”だったしね…軽く変装しているだけじゃ僕の目は誤魔化せないよ
さて、こんな所で偶然会うなんて何をするつもりなのかな・・・真逆、お茶会では無いだろうし
『……ナナシ』
ナ「…了解。夜の暗殺迄には戻る。」
短い会話の後、ナナシは皆に気付かれないように気配を消してホテルの中に消えていった
皆には僕から『仕事の電話があった』と適当な理由を伝えておく。スモッグがいるならあの二人も一緒にいる筈だ。…若しかしたら久し振りに同業者と殺り合う可能性も出てきた。手が鈍って無ければいいけど
『…さて、三村君 皆が頑張っている間僕らも仕事をしようか』
三「あぁ!凛が居てくれるなら100人力だぜ!」
『当たり前さ!あの殺せんせーのメンタルを極限まで削る事が出来るなんて…腕が鳴るねぇ三村君』ニヤッ
三「……わ、悪い顔してんなぁ」
目の前のパソコンを打っていく中、同時に耳につけている小型イヤホンで、ナナシと客との会話を聴く。今の所、有力な情報は無いっぽい
あっという間に夜になり、本命の暗殺開始だ。
ついでに、ナナシも戻ってきた
映像が流れ出すと、対象はあまりの恥ずかしさに顔を赤くしている
ぽんっ(肩に手を置く
『先生、ぞーんぶんに楽しんでいってよ…♪』
ナ「…俺も手伝った。最低だなアンタ」ジッ
殺「ナナシ君の目が絶対零度の如く冷たいッ!」
終わった
対象は精神的な意味で死んでいる。海水を吸った触手、そこに7人が触手を撃ち動きを鈍らせ、あとは水と弾の壁を作る。ラストは千葉君と速水さんの射撃
どうか。という所で皆が水面に注目すると浮かび上がってきたのは対象の顔が入った透明なオレンジの球体だった
・・・何アレ、きも
『………カルマ、やれ(精神的に)』
カ「おっけー♪」
殺「…にゅや!待って!動けないから!」
渚「…何か苛ついたんだね凛」
むしゃくしゃしてやった
118人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
蒼 - 42話からしばらく名前のとこが(1人)になってますよ!! (2018年4月13日 17時) (レス) id: 8e3edf3d3f (このIDを非表示/違反報告)
黒夜(プロフ) - 悠さん» コメントありがとうございます!見た瞬間、凄く嬉しくて跳ねてしまいました(*´ω`*)これからもよろしくお願いしますね♪ (2017年12月21日 23時) (レス) id: eead03add3 (このIDを非表示/違反報告)
悠 - 楽しいですっ!更新頑張って下さいっ! (2017年12月19日 13時) (レス) id: a5cd8a01d7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:黒夜 | 作成日時:2017年10月6日 22時