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僕が居ない間にあった期末で、浅野君達との勝負に勝ったとかで夏休みに沖縄の離島リゾートに行くことになった
ロ「…情報屋もいるとはな」
『ナナシはパワーも強いからきちんと使えるさ。・・・それより…ロヴロさんは”死神”についてどう思う?』
ナナシは凛の命令通り烏間と手合わせをしている
凛はロヴロの顔をにやりとした笑みで見た
ロ「…出来れば出会いたく無いな」
『僕はまた会いたいなぁ……そして次こそは殺して欲しいよ』
ロ「そんな事言う殺し屋はお前だけだろう。全く、スキモノめ」
『…だって自分より強い人に殺されるって最高の終わり方だと思うんだよ。あ、ロヴロさんはお孫さんが居るから死にたくないか!』
ロヴロは恐ろしい場面だと言うのにまだ笑っている目の前の殺し屋こそ恐ろしいと感じた
ナ「…凛、烏間先生が呼んでる。サボるなって」
『…気配消してたのにバレたか。あの人本当に人間?』
うへぇと怠そうな表情で凛が立ち上がる
ロ「…一応聞くがお前さんは”元の世界”に戻る気は無いのか」
凛の頭脳を持ってすれば経済的にも争いを無くすことにも間違いなく貢献する事が出来るだろう。しかし、凛を最も知っているナナシは顔色一つ変えずにロヴロの顔を見ていた
『…まっさかぁ!こんなにも楽しい仕事を辞めるわけ無いでしょう?僕は自分が死ぬ迄殺し続けるさ』
殺し屋として燐火はロヴロに微笑みかけた。
ロヴロは何も言わず他の生徒の指導に戻って行った。遠くから烏間の怒涛が聞こえる。
烏「練習量を増やされたいか?!」
『…其れは勘弁して下さい!(努力嫌い)』
ロヴロは凛の言葉を思い出す。殺されるなら強い人が良い……あながち間違っていないと思う。しかし、もし燐火と殺りやっても負けるのは自分だろう。為す術もなく解体されてしまうかもしれない。それでも、悪くないと思ってしまった。
ロ「…私も中々のスキモノかもしれん」
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蒼 - 42話からしばらく名前のとこが(1人)になってますよ!! (2018年4月13日 17時) (レス) id: 8e3edf3d3f (このIDを非表示/違反報告)
黒夜(プロフ) - 悠さん» コメントありがとうございます!見た瞬間、凄く嬉しくて跳ねてしまいました(*´ω`*)これからもよろしくお願いしますね♪ (2017年12月21日 23時) (レス) id: eead03add3 (このIDを非表示/違反報告)
悠 - 楽しいですっ!更新頑張って下さいっ! (2017年12月19日 13時) (レス) id: a5cd8a01d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒夜 | 作成日時:2017年10月6日 22時