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ー放課後ー
僕はもしもの時のために烏間さんに待機命令を出された。それにしても……退屈だ
イトナ君が触手を持っていたのは少々驚いたが、対象の押されようにはガッカリだ。相手がズルを図っているとしてももっと楽に勝てないものだろうか
『…殺られるなよ対象』
こんなに楽しいゲームを他プレイヤーに攻略されては面白くないものだ。
僕は両手に持った機関銃を握りしめる
中の弾は対殺せんせー用のものだから人間相手に殺傷性は無い。当たったら痛いけれど
『お!』
対象が床のナイフに気付き、イトナ君を脱皮した皮で包み教室の外に投げ飛ばした。実質上、対象の勝利だ
・・・さぁて、仕事にかかるかな
イ「…俺が負けた?俺が」ブツブツ
イトナ君の触手が黒くなり、凶暴性を増す
・・・僕はそっちの方が好きかな?黒くてとても綺麗だと思う
パァンッ!
『…はぁいそこまで。』
「「凛?!!」」
イ「・・・邪魔をするなッ!」
ちぎれた触手がビチビチと跳ねる
方向を変え、僕に向かってきたイトナ君の触手を的確に、時にはフェイントも入れつつ撃ち続ける
2本…1本
怒りで我を失っている敵に…僕は殺れない
イトナ君の腹の上に跨り、額に機関銃をあてる
イ「…なっ!」
『……残念、殺せなかったね。烏間さん、コレどうする?触手だけ取れないかな?』
烏間に確認をとろうとすると、シロがイトナ君の首元に麻酔針?を打ち眠らせてしまった
シロが拍手を送りながら近付いて、イトナ君を担ぎ上げる
シ「…いやぁ噂以上の実力だね殺し屋燐火!イトナは悪いけど休学させて貰うよ。」
『……もっと遊びたかったのに。…まぁ、いいや!目覚めたら宜しく伝えておいてよ!あ、これ僕の連絡先…どうぞ♪』
シロ壁にして殺し屋の顔で連絡先を書いた紙を渡す。触手を持った人間…普通じゃ考えられない代物。この男とはじっくり話をしたいものだ
シ「…有難く受け取るよ。では」
『じゃーね二人共…また遊ぼうね』
止めようとした対象の触手が溶ける。特殊な繊維で出来た服ねぇ…何かを知っているのかな。対象の秘密とか
・・・それより、怒りの混じったあの黒の触手…また見たいなぁ
烏「…ご苦労だった。怪我は無いか」
『んー無傷。追加報酬は口座に頼むよ』
烏「了解した」
政府の役人共の隠し玉は凄いなぁ
次はサイボーグとか出てくるんじゃ無かろうか
いや、それはそれで見てみたい気がする・・・
律VS敵!みたいな?
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蒼 - 42話からしばらく名前のとこが(1人)になってますよ!! (2018年4月13日 17時) (レス) id: 8e3edf3d3f (このIDを非表示/違反報告)
黒夜(プロフ) - 悠さん» コメントありがとうございます!見た瞬間、凄く嬉しくて跳ねてしまいました(*´ω`*)これからもよろしくお願いしますね♪ (2017年12月21日 23時) (レス) id: eead03add3 (このIDを非表示/違反報告)
悠 - 楽しいですっ!更新頑張って下さいっ! (2017年12月19日 13時) (レス) id: a5cd8a01d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒夜 | 作成日時:2017年10月6日 22時