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「烏間、燐火!まだ対象は殺せないのか!」
「燐火!お前には此れ迄の能力を認めて多額の金を積んでいるんだ!どうなっている」

『・・・お言葉ですが、まだ焦るには早いのでは?心配しなくとも誠意を込めて殺させて貰いますよ…』

・・・五月蝿い能無し役人共が。
と心の中で思うが、表面上ではビジネススマイルで微笑みを見せる

果たしてこの中に汚い事を一切せずにのし上がった人が居るのだろうか。いないだろう



烏「…付き合わせて悪かったな」
『…いやぁ、お偉いさん方と話をして見たかったのもあるけど予想通り、能無しの役立たずばっかだ。…烏間さんか理事長の方が向いてるよ、あれじゃ』


肩を竦めて先程買った珈琲を一口飲む。温かな液体が喉を通って空腹の腹に落ち、体中がほんのり温まる

烏「…お前また飯を抜いたのか」


小さく くぅと鳴った音に烏間がため息混じりに頭を搔く。正直、作戦案を考えたり、ゲームをしているとついつい時間を忘れて食事が疎かになる時がある

そして、気が付いてお腹が減っていると、まだ生きているんだと感じる



『…自律思考固定砲台だっけ?あの機械は放置でいいの?何なら改造位してあげるよ?』
烏「それより…俺も腹が減った。先に奢ってやるから着いてこい」
『!じゃぁ、僕 オムライスが食べたいなぁ♪』
烏「サプリメントじゃなく野菜もとれ。我儘言うな」
『えー…解ったよ。野菜何時ぶりだろ』


不足している栄養素はサプリメントで摂るタイプの凛に烏間はまたため息をついた

美味しそうに食べている姿は年相応なのにその皮を剥げば誰もが恐れる戦場のペテン師なのだ。実質、共に仕事をしてみて的確な作戦案や能力の高さには改めて驚かされた


烏「…卒業したら防衛省に来る気は無いのか」
『…有り得ないよ。僕は僕なりに生きて独りで死ぬさ。でも敢えていうなら死因は他殺がいいなぁ』

邪魔になったオムライスの旗を端に刺した凛がにっこりと笑う

烏「…お前は迷ったりしないのか」
『質問ばっかだねぇ。…迷いはとうの昔に捨てたよ。騙すのに迷いは要らないから。人情を持ったまま騙し通す事はいつか精神がやられる』
烏「・・・」
『…何か迷ってるのかい?ま、何かある時は僕を選ぶと良いよ。期待に沿うように努力するからさ』


ご馳走様。と両手を合わせる
何か…か。何とも嫌な響きだ
それでも、此奴の言葉通り…俺は此奴を犠牲という名の選択をするだろう

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設定タグ:暗殺教室 , 男主 , 悪主   
作品ジャンル:アニメ
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- 42話からしばらく名前のとこが(1人)になってますよ!! (2018年4月13日 17時) (レス) id: 8e3edf3d3f (このIDを非表示/違反報告)
黒夜(プロフ) - 悠さん» コメントありがとうございます!見た瞬間、凄く嬉しくて跳ねてしまいました(*´ω`*)これからもよろしくお願いしますね♪ (2017年12月21日 23時) (レス) id: eead03add3 (このIDを非表示/違反報告)
- 楽しいですっ!更新頑張って下さいっ! (2017年12月19日 13時) (レス) id: a5cd8a01d7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒夜 | 作成日時:2017年10月6日 22時

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