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11話 ページ12

歌仙side

歌仙「…主…だいぶ魘されている」


こん「きっと昔の夢を見ているんでしょう」


歌仙「昔の夢…?」


こん「初期刀の歌仙さんには言いましょう
主様は人間界で自 殺しているんです
その罰として今審神者をしているんです」


歌仙「な、んだって…?!
主が…
それになんでそんなこと君が知ってるんだい…?!」


こん「政府の方々に頼まれて観察していたんです」


歌仙「主の最期を見たということかい…?」


こん「えぇ、とても見ていられませんでした」


歌仙「っっ」


主が…


こんな小さな体で思い詰めて…

最後には…



こん「そこで、です
これは主様には酷な話なので本人には言わないように…」


歌仙「あぁ…」


こん「政府の方は思いついたんです
死んだ人間があの世で死んだらどうなるのか」


歌仙「…」


こん「それを試すとき、どうせなら審神者にならせよう、と
審神者に相応しくなければ殺せばいい、使えるならそのま、ま死ぬまで審神者になればいい
本当になら死んだ人間は安らかに眠れる
偶然だったんです、主様が死んでいるのにこんなことになっているのは」


歌仙「偶然って…そんな…
それに、使うってなんだい、主は道具じゃない、人間だろう…?!」


こん「その同じ人間がこんなことを考えているんです
たまにいるんです、汚れきっている人間が」


こんのすけはそう言いながら主に体を擦り付けている

心配なのだろう、僕もそうだ



歌仙「僕はどうすればいいんだい?」


こん「とりあえず私は政府にちゃんと審神者に相応しいと言い続けます
歌仙さんは主様がまた自 殺してしまわないように見守り、もし政府が偵察に来た時取り繕って下さい」


歌仙「分かったよ
絶対に主を殺させない
今度は楽しかったと言って死んでほしい
人間は僕達と違って短命だからね」


こん「えぇ、私も全力で主をお守りします」


歌仙「もしこの本丸に主を殺しに政府が来たときには政府の首を切り捨てていいかい?」


こん「そうしてほしいのは山々ですがダメです」



歌仙「冗談だ」

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咲雨缶(プロフ) - ふわなさん» ありがとうございます!このアカウントサブ垢なので、名前で検索してもらうとたくさん出てくるのでお願いします!笑 (2022年7月13日 20時) (レス) id: f7e592cb24 (このIDを非表示/違反報告)
ふわな - 案外早く終ってしまったと思いましたが素敵な落ちですね!他の作品も漁らせて頂きます!! (2022年7月13日 18時) (レス) @page43 id: 71a4ce2144 (このIDを非表示/違反報告)
咲雨缶(プロフ) - ふわなさん» ありがとうございます!ゆっくりですが頑張りますね! (2022年7月9日 13時) (レス) id: f7e592cb24 (このIDを非表示/違反報告)
ふわな - こういう話めっちゃ好きです。更新頑張ってください!!応援してます! (2022年7月9日 9時) (レス) @page37 id: 71a4ce2144 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:咲雨缶 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hq/inmy/  
作成日時:2022年7月2日 18時

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