【wrwrd】三大巨頭（笑）の放課後会議 (ページ3)

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第二話ページ3

鈴「それ頼んだの私だわ。」

　「「.....は？」」

奏「ちょ、それ詳しく。さすがの私もそれは手に入ってない。」
響「お前だったのか.....。いや感づいてたけどね？」

響と奏がそれぞれ反応を見せるが鈴は気にしないように、

鈴「いや、ちゃうんすよ。じゃんけんで負けたほうがジュース買いに行くっていうゲームをしてたんすよ.....」

すると奏は呆れも混じった残念そうな顔で

奏「はー？しょーもな.....。」

とつぶやく。その反応が癪に障ったのか鈴が顔に青筋を浮かべ

鈴「何よその反応.....。悪かったね、つまんなくって！」

と返す。驚くほどしょうもない事で空気は最悪の状態になっていた。

響(ど、どうしよう.....。なんかばちってんだけど.....。止めたほうがいいよね。)
響「ちょ、おちついてよ！これは報告会議でしょ？ケンカしないの！」

そうどこか間延びしたような声で止める響に二人は向き直り

鈴「.....アンタがヒロインやったほうがいいよ。配役間違ってるってこれ.....」
奏「それはそうだよね～.....まぁくじで決めたし仕方ないけど。.....あーあ、なんかどうでもよくなってきたわ。」

そういうと奏は椅子の上でのびをして「ん～..」と声を漏らす。そんな様子の奏に鈴は「アンタも私のことからかってる場合じゃないよ。」と指をさしながら眉をひそめる。

鈴「生徒会の連中、アンタに目ェつけてるよ。」

奏「.....は？」

放課後、静まり返った校舎の一つの空き教室に一人の少女の叫び声と大きな、椅子から落ちる音がこだました。