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episode,56 ページ8

バイクで辺りを探して数分。
梓ちゃんの代わりに蘭ちゃん達に遭遇した。


「Aさん?バイク乗れるんですね」


「蘭ちゃん達も今日は真っ直ぐに帰りなさい。不審者がでたら、すぐに逃げるんだよ」


私はそう言ってまた辺りを探した。


(私の小説のせいでこんな事件が起こるなんて・・・)


やっぱり前作同様、恋愛系のものを書けばよかった。
気が付けば辺りは真っ暗になっていた。
さすがに、誰も出歩いてない事にホッとする。


「Aさん!」


「コナン君!どうだった?」


一通りの少ない、狭い路地でコナン君に呼び止められた。
バイクを一旦止めて、コナン君と話す。


「梓さん、大丈夫だったよ」


「そう・・・良かった。コナン君もお家に帰りなさい」


「でも、Aさんがスペードなら」


「私は大丈夫よ」


コナン君に微笑みかける。


「・・・なら、これをつけて」


コナン君から貰ったのは機械のような物。


「これって」


「これでいつでも聞いてるから、助けが必要になったら言って」


「分かったわ。頼もしい小さなナイトさん」


私は服の袖に付けた。
それを見るとコナン君は挨拶をしてその場から去った。


「・・・・隠れても無駄よ、殺人鬼さん」


後ろを振り替えり、電柱に向かって声をかけると殺人犯が出て来た。


「いつから」


「アナタがそこにいてから気づいてたわ、間中さん」


「とんでもない小説家だな」


「クラブを探してたら私をたまたま見つけたって所かしら?」


「その通り。さ、手を挙げてこちらの言う通りにしてもらおうか」


そう言って彼は銃を私に向けた。
私は大人しく手を挙げた。


「クラブの犠牲者を出さないなら大人しく従う」


彼は鼻で笑い「いいだろ」と言った。


「と言う事は誘拐かしら?」


「君が作ってこれた台本通りならな。こっちにこい」


ここは従うしかないね。
私は間中の言うことに従った。
すると、ハンカチで口元をふさがれた。
ハンカチに何か薬品でもつけてたんだろう。
私はその場で意識を失った。

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rekuiemu(プロフ) - 悠さん» コメントありがとうございます!これからも応援して下さると嬉しいです!! (2018年6月10日 10時) (レス) id: 1957aa9c34 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - すごい面白いですね!これからも頑張ってください! (2018年6月3日 0時) (レス) id: 3f15d9f557 (このIDを非表示/違反報告)
rekuiemu(プロフ) - 明里香さん» コメントありがとうございます!見つけて下さりありがとうございます!申し訳ありません。不甲斐ない作者ですがこれからも応援して下さると嬉しいです。 (2018年5月10日 22時) (レス) id: 1957aa9c34 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 誤字がありました。「もっ遠く」ではなく、「もっと遠く」です。 (2018年5月10日 8時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:rekuiemu | 作成日時:2018年5月4日 22時

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