episode,８４ ページ37
ソファに寝転んで、寝たふりをする。
だって、恥ずかしかったから・・・。
しばらくすると、足音がこちらに近づいてくる。
「別に逃げなくていいだろ？食うわけじゃないんだからさ」
寝たふりを通す。
私は寝ているのだ。
「寝たふりしても無駄だぞ」
顔は伏せているので、寝顔は見られてないはず。
「・・・・起きろ。風邪ひくぞ」
私の体を揺さぶる。
「起きないなら、顔にキスするぞ」
え、それは心の準備が出来ない！
私はパッと顔を上げる。
だけど、コイツは計画犯だった。
顔を上げると、すぐ近くに顔があってそのまま唇にキスされる。
首を抑えられながらキスされ、しばらく逃げるのに時間がかかった。
少し頭がクラクラする・・・。
「何かしたの？頭がクラクラするというか、ボーっとするというか」
「さぁ？そのぐらい考えろ」
私は態勢をなおして、ソファに座る。
隣に零も座って来た。
毒なんて盛られてないよね？ちょっと不安になってきた。
隣に座っている彼を見るとどこか余裕そう。
考えたいけど、頭が上手く働かない。
「教えてよ」
「自分で考えろ」
「んっ」
また首元を抑えられながらキスをされる。
今度は長く、深いもの。
うっとりするようなキスに思わず吐息が漏れる。
そして勢いよくソファに押し倒される。
私を見下す姿はとても妖艶に見えた。
「余裕なさそうな顔だな」
「誰のせいだと思ってんの？」
首元に顔を埋めてきた彼。
髪が首元に当たってくすぐったい。
「ちょっ・・・何・・・・？」
そう言うと唇をまた奪われる。
さっきのより短いけど、これもこれで恥ずかしい。
「知ってるか？今日キスの日なんだってさ」
「・・・・意外と乙女チックなのね」
「誰だって彼女がいればしたくなるだろ？そういう日じゃなくても、な」
唇から首へ、首から鎖骨と徐々に下に移動する。
「！？そこは、」
「ダメなのか？」
彼の問いかけにコクリと頷く。
手に掛けた服を離してくれた。
「そういう所は優しいよね」
「我慢してんだよ。それにお前には嫌われたくないからな」
この後、浴びるようなキスをされたのは私と彼の秘密である。
＿
キスの日にかけてよかった。
首元を抑えてキスすると＿＿＿＿＿だそうですよ！
ちょっと危険なので、あまりしない事をオススメしますね。笑
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rekuiemu(プロフ) - 悠さん» コメントありがとうございます！これからも応援して下さると嬉しいです！！ (2018年6月10日 10時) (
レス) id: 1957aa9c34 (このIDを非表示/違反報告)
悠(プロフ) - すごい面白いですね！これからも頑張ってください！ (2018年6月3日 0時) (レス) id: 3f15d9f557 (このIDを非表示/違反報告)
rekuiemu(プロフ) - 明里香さん» コメントありがとうございます！見つけて下さりありがとうございます！申し訳ありません。不甲斐ない作者ですがこれからも応援して下さると嬉しいです。 (2018年5月10日 22時) (レス) id: 1957aa9c34 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 誤字がありました。「もっ遠く」ではなく、「もっと遠く」です。 (2018年5月10日 8時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rekuiemu | 作成日時：2018年5月4日 22時
