episode,８１ ページ34
ホテルの部屋に入る。
するとターゲットは酔いでなのか、ベットに私を押し倒す。
そして私の服を脱がそうとする。
「そういうせっかちな所がフラれたのよ」
攻撃的な態度になったら無理やり気絶させようとしたが、彼は大人しくなった。
私は起き上がり、彼が背中を向けた隙に自分のバックからスタンガンを取り出す。
そしてスタンガンを彼の首に押し当て、気絶させる。
撃つ前に防弾チョッキと血のりがあるか確認する。
「着てるみたいだし撃つか」
ベットの上の枕を銃口に押し当て、ターゲットの心臓に撃つ。
血のりが吹き出し、シーツは血だらけ。
私はスマホを取り出し、ベルモットに連絡。
「もしもし、ターゲット無事に殺したわ」
『さすがコニャックね。いつも通り写真を頂戴』
そう言うとベルモットは電話を切った。
私が確実に殺したか把握したいがために、死体の写真を撮り彼女のメールに送る。
「ほんと、悪趣味ね」
送って数分で彼女から「ご苦労様。死体はアナタの方で処理を」と返信がきた。
私は部下に電話をする。
「もしもし、木口？」
『新藤さん、お疲れ様です』
「501号室にいるから、対象の保護をお願い。鍵はフロントに預けるから」
そう言って私は電話を切る。
私は部屋を出て、木口に言った通りに鍵をフロントに預けた。
ホテルを出ると、見慣れた車が止まっていた。
私はそれの助手席に乗った。
「お迎えありがとう」
そう言うと車は発進した。
彼の横顔を見てみると、先程キスをした頬に口紅がついている。
それを見て真っ赤になる。
「随分と大胆な事をしましたね」
「やっぱり聞いてたんだ」
先程掴まれた時に、服の中に盗聴器を仕込まれてたんだろう。
「知ってて外さなかったんだな」
「別に聞かれてもいい事だし・・・機嫌が悪そうだけど、私何かした？」
「あの男にしたように俺を誘えば機嫌が良くなるかもな」
あー、これ嫉妬ってやつだ。
「嫉妬ってヤツ？意外と可愛い所あるんだね」
私は彼を見ながらニコリと笑う。
「ああいう事言ってるけど、私キスすらしたことないんだよ」
「さっきしただろ、俺に」
「アレ、初めて自分からしたの。本当だよ？」
赤信号になり車が止まる。
零がこちらをじっと見つめる。
「もちろん唇にされた事もないよ」
ニコリと笑いながら彼にそう言う。
「じゃあ、俺が奪っても？」
「いいよ。むしろしてくれたら嬉しいなぁ」
そう言った瞬間に彼は唇にキスをした。
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rekuiemu(プロフ) - 悠さん» コメントありがとうございます！これからも応援して下さると嬉しいです！！ (2018年6月10日 10時) (
レス) id: 1957aa9c34 (このIDを非表示/違反報告)
悠(プロフ) - すごい面白いですね！これからも頑張ってください！ (2018年6月3日 0時) (レス) id: 3f15d9f557 (このIDを非表示/違反報告)
rekuiemu(プロフ) - 明里香さん» コメントありがとうございます！見つけて下さりありがとうございます！申し訳ありません。不甲斐ない作者ですがこれからも応援して下さると嬉しいです。 (2018年5月10日 22時) (レス) id: 1957aa9c34 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 誤字がありました。「もっ遠く」ではなく、「もっと遠く」です。 (2018年5月10日 8時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rekuiemu | 作成日時：2018年5月4日 22時
