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episode,78 ページ31

目が覚めると、零のベットの上にいた。
本人は私を抱きしめて寝ている。
イケメンさんだなーと思いながら彼の頭を撫でる。


「・・・んっ・・・・A・・・」


そう言うとグッと強く抱きしめられた。
さっきより密着してる状態。
コイツはどんな夢を見ているんだろう?
私はコイツを認識した日の夢だったけど。
枕元にある時計を見ると、まだ夜中の二時ごろだった。
もうひと眠りしようと思い、私は瞼を静かに閉じた。



降谷side
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「またAちゃんにメール?」


「別にいいだろ」


あの合コンの後。
Aのメアドを無事ゲット出来た。
あれからちょくちょくやり取りをしている。


「Aちゃんって意外と可愛いよな。美人でクールだなって思ってたんだけどさ」


「は?何その話。詳しく」


「いや、俺も交換したからあの後「お疲れ様」って送ったらさ・・・」


松田に返したAのメールを見る。
何故か周りの奴らも覗いてたけど気にしない。


「「今日はありがとうございます!また話せる機会があるといいですね!」・・・だと」


しかも最後は可愛い顔文字付きだった。


「あー、俺もそんな感じだった。降谷は違ったのか?」


「俺も送ったよ。そしたらさ「お疲れ様です」しか返ってこなかったぞ」


「お前、嫌われてるんじゃないか」


お腹抱えて萩原が笑う。
萩原を黙らす為に腹を殴っとく。


「そういえば、彼女とたまたま校内ですれ違った時に挨拶されたな」


「は?」


「あ、俺もされた」


伊達に続いて、__(スコッチ)も言う。


「笑顔でこんにちはって。可愛かったな。零はされないのか?」


「されない」


「やっぱお前嫌われてるって!絶対に!!」


また萩原が笑い出した。


「萩原はそんなに俺に殴られたいんだな・・・」


「お、落ち着けよ!そんな事で殴るなって、優等生!!」


「そんな事だと?俺にとっては一大事なんだよ!!」


Aがあの時の女の子だって言うのは、会ってすぐに分かったのに、
彼女は俺の事を覚えてないみたいだ。


「お前が言ってた女の子じゃないかもしれないだろ・・・」


「いーや、あの子は絶対にAだからな!?」


「その自信はどこから出てくるんだよ」


松田と伊達が呆れた目で見てくるが気にしない。


「絶対にAと恋人になってみせる!!」


「「「「いや、無理だろ」」」」

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rekuiemu(プロフ) - 悠さん» コメントありがとうございます!これからも応援して下さると嬉しいです!! (2018年6月10日 10時) (レス) id: 1957aa9c34 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - すごい面白いですね!これからも頑張ってください! (2018年6月3日 0時) (レス) id: 3f15d9f557 (このIDを非表示/違反報告)
rekuiemu(プロフ) - 明里香さん» コメントありがとうございます!見つけて下さりありがとうございます!申し訳ありません。不甲斐ない作者ですがこれからも応援して下さると嬉しいです。 (2018年5月10日 22時) (レス) id: 1957aa9c34 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 誤字がありました。「もっ遠く」ではなく、「もっと遠く」です。 (2018年5月10日 8時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:rekuiemu | 作成日時:2018年5月4日 22時

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