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episode,77 ページ30

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「は?合コン?」


「そうなのよ。一人欠席者が出ちゃって!Aちゃん、彼氏いないよね」


「いないけど」


「なら参加決定〜!ありがと、Aちゃん!!」


「場所はあとでメールで教えるから!」


おい、待て。
私はまだ許可出してないぞ。
断ろうとしたが、彼女達はすぐにどっかに行ってしまった。

警察学校時代。
友達ではないが、話せる事は出来る子達に合コンの話をされた。
相手は多分、警察学校の男子だと思うけど。
というか合コンなんてしなくてよくない?私達、警察目指しているならさ。
週末がダルいな。


そして週末。
服は適当に選び、薄化粧で参戦。
事前に彼女達に言われた場所に行くと、既にお相手さんも残っていた。
男女合計10人が昼間から居酒屋にいるのは少し笑える。
門限とかあるから仕方ないよね。
私は空いている席に適当に座る。
そして合コンが幕を開けた。
正直興味がないので、彼らの自己紹介は適当に流す。


「え!?降谷零さんって、あの降谷零さん!?」


誘った一人が声を荒げる。
降谷零・・・?誰それ?


「え、A知らないの!?二個上の先輩で成績優秀、運動神経抜群の先輩だよ」


「へー・・・興味なかったから全然知らないや」


運ばれてきた料理を食べる。
すると男性の一人が私に声をかけてきた。


「Aちゃんって新藤Aちゃん?」


「そうですけど・・・何で先輩が知っているんですか?」


「君の噂は聞いてるよ。コイツと同じで何でも出来ちゃう女の子でしょ?」


「何でもは出来ませんよ。そんな万能人間じゃありませんし」


こういうのは苦手だ。
話すのは得意な方ではないので、ここから今すぐ逃げたい。
しばらくすると金髪髪の褐色色の肌の男性が近づいて来た。
確か名前は・・・


「何ですか、降谷さん」


「俺の名前聞いてたんだ」


「聞き流しはしてましたよ」


「君は誰かと話したりしないのか?」


「えぇ。まず私好きでこの場にいるんじゃないので」


「奇遇だね。俺もアイツらに誘われてきたようなものだから」


困ったように笑う降谷さん。笑顔がとても胡散臭い。


「君さ、俺とメアド交換しない?」


「は?」


「降谷だけずるいぞ!俺もAちゃんと交換したいんだけどな」


松田さんだっけ?その人も私の所に来る。
結局、その場にいた五人のメアドを交換して私の合コンは終了した。

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rekuiemu(プロフ) - 悠さん» コメントありがとうございます!これからも応援して下さると嬉しいです!! (2018年6月10日 10時) (レス) id: 1957aa9c34 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - すごい面白いですね!これからも頑張ってください! (2018年6月3日 0時) (レス) id: 3f15d9f557 (このIDを非表示/違反報告)
rekuiemu(プロフ) - 明里香さん» コメントありがとうございます!見つけて下さりありがとうございます!申し訳ありません。不甲斐ない作者ですがこれからも応援して下さると嬉しいです。 (2018年5月10日 22時) (レス) id: 1957aa9c34 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 誤字がありました。「もっ遠く」ではなく、「もっと遠く」です。 (2018年5月10日 8時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:rekuiemu | 作成日時:2018年5月4日 22時

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