episode,７０ 安室side ページ22
『西宮先生自身、好きな方はいましたか？』
「そうですね・・・いましたね。といっても小学生頃の話ですけど(笑)」
『詳しく教えてもらっても？』
「いいですよ。この記事を読んでくれてるといいなと思ってますので。
家の近くに公園があったんですけど、よく友達や一人で遊んだりしてました。彼と出会ったのは私が一人で遊んでいた時でした。そこの公園、ブランコがあったんですけどそこに男の子がいたんです。話しかけても何も反応しなくて」
『それは酷い(笑)』
「でも、よくみたらケガしてたんですよ。だから急いで手当したんですよ。そしたら終わった後に彼が「ありがとう」って言ってくれて。彼、とっても笑顔が素敵だったんですよ」
『その子の名前とかは？』
「当時、彼は学校で有名だったんで名前を聞かなくても分かったんですよ。今は忘れてしまいましたが(汗)」
『有名な理由とかは覚えてないんですか？』
「確かハーフだから有名だったって感じですかね？そこら辺の記憶も曖昧で。でも、彼年の割に幼い顔つきなんですよ。二個上だったかな・・・？でも、その出来事以来彼と遊ぶようになって惹かれたんですよねー」
『連絡とかは？』
「とってないです。というかとれないんです。数か月後に私が引っ越しをしてしまったので」
『なるほど・・・彼に一言ありますか？』
「もう一回アナタに会って、あの頃のように一緒に遊びたい・・・ぐらいですかね(笑)」
『ありがとうございます。続いての質問ですが＿＿＿＿』
＿
＿＿
＿＿＿
「・・・・これ絶対に」
「・・・だよね」
彼女達がチラッとこちらを見る。
「Aさん、この男が今も好きっぽいよな」
「世良さん、それは言っちゃまずいって」
「何がまずいんですか？」
「え？」
四人がこちらを見る。
「僕、この男知っているんで大丈夫ですよ」
「まさか、殺しにっ！」
「そんな事しませんよ。だって彼女が言ってる男の子って僕の事ですから」
「・・・え」
彼女達の目が点になる。
興味なさそうに聞いていたコナン君でさえも驚いてる。
「僕はちゃんと彼女の名前も顔も覚えてるんですけどね」
「そんな偶然あり得るのかしら？」
「でも、彼女が言った条件にピッタリ当てはまってるよな」
「ハーフで」
「幼い顔つきで」
「二歳年上」
彼女達はしばらくして納得したのか、頷いた。
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rekuiemu(プロフ) - 悠さん» コメントありがとうございます！これからも応援して下さると嬉しいです！！ (2018年6月10日 10時) (
レス) id: 1957aa9c34 (このIDを非表示/違反報告)
悠(プロフ) - すごい面白いですね！これからも頑張ってください！ (2018年6月3日 0時) (レス) id: 3f15d9f557 (このIDを非表示/違反報告)
rekuiemu(プロフ) - 明里香さん» コメントありがとうございます！見つけて下さりありがとうございます！申し訳ありません。不甲斐ない作者ですがこれからも応援して下さると嬉しいです。 (2018年5月10日 22時) (レス) id: 1957aa9c34 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 誤字がありました。「もっ遠く」ではなく、「もっと遠く」です。 (2018年5月10日 8時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rekuiemu | 作成日時：2018年5月4日 22時
