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episode.69 安室side ページ21

Aがポアロから出ると、蘭さん達が僕の所に来る。


「どうしましたか?」


「安室さんってAさんの事好きですよね?」


「・・・・ん?」


「ちょ、園子・・・」


「だってAさんと話している安室さん、とっても楽しそうだったし」


「そうですか?僕はいつも通りに対応してますけど」


「そんな事ないですよ」


「梓さん?」


「さっきも言いましたけど、Aさんが来る日はどこに座るか予想しているし、来てる時は鼻歌歌いながら作業してますし。それに、しばらく来なかったときとか機嫌悪そうでしたし」


「それ僕も知ってるよー」


「コナン君まで・・・」


そんなに分かりやすかっただろうか?
意識したつもりはなかったんですけど。


「なのにAさんに向かって嫌いって言ってるよな?」


「行動は素直なのに・・・なんでですか?安室さん」


「あっちは僕の事嫌っているので、その状況で好きと言ったら彼女との距離がもっと遠くなりますよ」


「それもそうか・・・?」


「というか皆さんは僕とAさんをどうしたいんですか?」


「そりゃ、もちろん手助けしたいですよ!!」


「あ、梓さん?」


「そうすればJKのターゲットはAさんになるはず!!」


今のは聞かなかった事にしとこう。


「でもAさんってどういう人がタイプなんだろう?」


「ああいうタイプは理想が高いんじゃないか?」


「彼氏は今まで作った事ないって言ってたし・・・」


「先生がインタビューされた記事に何か書いてないかしら?」


・・・これはどうするべきだ?
自分の恋について手伝ってくれるのは嬉しいが、正直恥ずかしい。
店内に彼女達しかいないのが唯一の救い。
すると電話が鳴った。
相手はAだった。


「もしもし」


『もしもし、安室さん?』


「そうですけど、どうしましたか?」


『私がさっき座っていた席にメモ帳ある?』


先程彼女が座っていた席を見ると、空になったカップと皿と一緒にメモ帳が置いてあった。


「ありましたよ」


『それ、小説のネタ帳だから預かってくれない?今夜家に行って取りに行くから』


「いいですよ」


『じゃあ、これ・・・はい!今行きます!じゃ、切るね』


そう言うと彼女は電話を切った。
凄い慌てていたけど、作家の仕事が残っていたのか?


「あ、あった!」


園子さんがAのインタビュー記事を見つけて読み上げた。
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rekuiemu(プロフ) - 悠さん» コメントありがとうございます!これからも応援して下さると嬉しいです!! (2018年6月10日 10時) (レス) id: 1957aa9c34 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - すごい面白いですね!これからも頑張ってください! (2018年6月3日 0時) (レス) id: 3f15d9f557 (このIDを非表示/違反報告)
rekuiemu(プロフ) - 明里香さん» コメントありがとうございます!見つけて下さりありがとうございます!申し訳ありません。不甲斐ない作者ですがこれからも応援して下さると嬉しいです。 (2018年5月10日 22時) (レス) id: 1957aa9c34 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 誤字がありました。「もっ遠く」ではなく、「もっと遠く」です。 (2018年5月10日 8時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:rekuiemu | 作成日時:2018年5月4日 22時

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