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episode,68 ページ20

あれから互いに嫌味を笑顔で言い続け、一時間。
少し休戦してます。


「・・・よく安室さんの事悪く言えますね」


梓ちゃんが遠慮しながらそう言って来た。


「ほら、今の時代誰が聞いてるか分からないのに・・」


「それを怖がってちゃ世の中生きていけないよ」


「凄い度胸・・・私には真似できないな」


「アイツの悪口ならいつでも聞くよ」


「でもさ・・」


コナン君が会話に入り込んだ。
この子は鋭い所を刺してくるので少し身構える。


「どうしたの、コナン君?」


「互いの悪い所を言い合えるって事は、相手の事をよく見てるってことだよね?じゃないとこんなに言い合えないよね?」


「そんな事ないよ?それにその言い方だと彼のストーカーみたいに聞こえるよ」


「喧嘩するほど仲がいいって言うしね!さっきだって息ぴったしに同じこと言ってたし」


「そういえば、そうね」


その意見に同意しちゃった梓ちゃん。


「本当は安室さんの事好きなんじゃないですか?」


「ない、ない。そんな事ないって。あったらこんなに悪口なんて言わないし、それに恥ずかしくて傍にも寄れないからね?」


「意外と初々しいんですね」


「好きな人に対して皆そういうものじゃないのかな?」


頼んだ紅茶の一口を飲んだ。


「素直に気持ちを伝えられないとか、緊張して手を繋げないとかそういうものじゃないの?」


「え、僕?」


「私知ってるよ〜、コナン君の好きな子」


「なっ!?」


「年上のお姉さんが好みなんだね」


小学生にむきになっているお姉さんと見えるかもしれないが、
コナン君の頭は小学生以上だと思うから大丈夫。


「それじゃあ私はこれで」


「もう帰っちゃうんですか?」


「入院してる間に仕事が溜まってね・・・また明日来ますね」


私は代金を払いポアロから出た。

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rekuiemu(プロフ) - 悠さん» コメントありがとうございます!これからも応援して下さると嬉しいです!! (2018年6月10日 10時) (レス) id: 1957aa9c34 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - すごい面白いですね!これからも頑張ってください! (2018年6月3日 0時) (レス) id: 3f15d9f557 (このIDを非表示/違反報告)
rekuiemu(プロフ) - 明里香さん» コメントありがとうございます!見つけて下さりありがとうございます!申し訳ありません。不甲斐ない作者ですがこれからも応援して下さると嬉しいです。 (2018年5月10日 22時) (レス) id: 1957aa9c34 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 誤字がありました。「もっ遠く」ではなく、「もっと遠く」です。 (2018年5月10日 8時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:rekuiemu | 作成日時:2018年5月4日 22時

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