episode,６６ ページ18
あの後、ちゃんと家まで送ってくれました。
外に出るのは控えて、いつもの日常を取り戻す。
そして数日後。
私はポアロの美味しい料理を食べる為に外に出た。
ポアロに向かって歩いていると、途中で蘭ちゃん達に会った。
「こんにちは、蘭ちゃんに園子ちゃんに世良ちゃん」
「Aさん！？お久しぶりです！！足のケガ治りましたか？」
「えぇ。だいぶ良くなって、今からポアロに行こうと思っていたんだけど、三人は？」
「私達も丁度行く所なんです。良かったら一緒に行きませんか？」
「えぇ、もちろん」
女子高校生に混じって歩くのは辛いけど。
私は蘭ちゃんと園子ちゃんの後ろを歩いた。
すると隣を歩いている世良ちゃんがじっと見つめてくる。
「どうしたの？」
「僕、アナタに名前名乗った記憶がないんだけど、どうして知ってるの？」
「あ、それ私も思った」
園子ちゃんも私にそう言った。
「え？簡単だよ。蘭ちゃんが貴方達の事園子、世良さんって言ってたからよ」
「でも、それだけじゃ分からないんじゃないか？」
「意外と簡単よ。蘭ちゃんは人の目を見て話すタイプの子だから、貴方達の名前を呼ぶ時顔を見てるのよ。だから顔と名前が一致するの」
「す、すごい・・・」
「そんな事ないよ、園子ちゃん」
「ふーん・・・・」
また世良ちゃんの視線が刺さる。
そういえば世良ちゃんは探偵もしているんだっけ？
「他に何か気になるのかな？」
「Aさんってどこかで会った？」
「え・・・」
「僕が中学生頃に駅のホームで会った事ないか？帽子を深く被った男と一緒に」
「何のことかな？私には全然分からないなぁ」
「似てると思うんだよな。今より髪は短かったけど、サングラスをかけた女性に」
「もし会っていたとしても忘れてるかも」
「そうか・・・ごめんな、Aさん」
「いいえ。別に大丈夫よ」
へぇ。
世良ちゃんて、赤井さんの妹ちゃんなんだ。
「ところでAさん」
「何？」
「どうやったらそんなに胸が大きくなるんだ！？」
「・・・・へ？」
「何か特別な食事とか・・・あとは、マッサージとかなのか？」
ポアロに着くまで「胸が大きくなる方法」について聞かされました。
いや、正直分からないからね。
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rekuiemu(プロフ) - 悠さん» コメントありがとうございます！これからも応援して下さると嬉しいです！！ (2018年6月10日 10時) (
レス) id: 1957aa9c34 (このIDを非表示/違反報告)
悠(プロフ) - すごい面白いですね！これからも頑張ってください！ (2018年6月3日 0時) (レス) id: 3f15d9f557 (このIDを非表示/違反報告)
rekuiemu(プロフ) - 明里香さん» コメントありがとうございます！見つけて下さりありがとうございます！申し訳ありません。不甲斐ない作者ですがこれからも応援して下さると嬉しいです。 (2018年5月10日 22時) (レス) id: 1957aa9c34 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 誤字がありました。「もっ遠く」ではなく、「もっと遠く」です。 (2018年5月10日 8時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rekuiemu | 作成日時：2018年5月4日 22時
