優男と優女は互いに嫌っている...はず？【名探偵コナン】

episode,５０ ページ2

ポアロにいつも通りの空気が流れた、と思いたかったがダメだった。
あれから女子高校生に問い詰められています。


「だから、その抱っこされていたって言うのは昨日私が酔いつぶれちゃったからだからね？」


「確かにAさん昨日は酔ってましたもんね」


「そうでしょ！？だから恋人関係とかじゃ・・・」


「でも、安室さんの家に一晩泊ってもらったんだろ？」


「確かにそうだけど・・・」


「もしかしたらその時に一線超えてたりな」


「そんな事は絶対にない。確かにベットで寝かされてたけど、そんな事は絶対にない！」


「その時点で確定だな」


「安室さんもやる時はやるのねぇ」


「ちょ、世良さんも園子も言いすぎよ。本人達が否定しているんだから」


「でも、安室さんは否定してないだろ？」


「そうよ！」


彼に視線が集まる。
何もなかったって言ってくれよ・・・。
というか本当に何もなかったし。


「どうだったの安室さん！？」


「そうですねぇ・・・・・」


彼がニヤリと笑う。


「秘密です」


「やっぱり何かあったのね！？」


「そうですね・・・強いて言うなら、可愛かったですかね？」


女子高校生の黄色い声があがる。


「あぁのぉねぇ！勘違いするような事をこの子達に言っちゃダメでしょ！？」


「そうですか？実際可愛かったですよ、アナタの寝顔」


「可愛くないし、バッカじゃないの！？」


「お、落ち着いてAさん・・・」


「・・・そうね。ありがと、コナン君。ちょっと冷静にならないとね」


コナン君によって冷静をなんとか取り戻す。


「ちょっとからかいすぎましたかね？スミマセン」


「やっぱり嫌いよ」


私はそう言ってポアロから出た。
ホント、嫌い。
やっぱり嫌い。
大嫌い。

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