第30話 ページ34
キヨと色々と話をしているうちに、いつの間にか夜になっていた。
私は明日も仕事は休みだが、キヨは明日予定がある。
早めに寝なきゃキヨが寝坊しちゃうもんね。
『キヨ、そろそろ寝る？』
「え、もうそんな時間かー」
『明日何時に起きるの？』
「んー…10時にはここ出る。」
『そっか、じゃあ8時半くらいに起きる？朝ごはんも作るよ。』
「まじで？！頑張って起きるわ！」
私が作ったご飯、そんなに美味しかったのかなぁ。
目を輝かせて喜ぶキヨをみてたらなんだかほっこりするな。
「じゃあ寝るか」
『うん…えっと、キヨ？』
「なんだ？」
『き、着替えるから…あっち向いてて？』
「！わ、悪ぃ。」
ばっと慌ててキヨは反対向きになって、ごそごそと着替え始めたようだ。
流石に、着替えを見られるのは恥ずかしいよね…
「…もういいか？」
『うん、大丈夫。ありがとう。』
私はいつも来ているパジャマで、キヨはスウェット姿だった。
…変な意味はないけれど、これから同じ布団で寝るということを意識するだけで心臓が口から出てしまいそうだ。
「じゃー寝よ！」
『うん。』
キヨが先にベッドに潜り込み、私の入るスペースを作ってくれる。
そこに私は控えめにお邪魔する。
「…A狭くない？」
『大丈夫だよ、キヨこそ…』
「もっとこっちくりゃいいの。」
そういってキヨは私をぎゅっと抱き寄せる。
『へぇあ、き、キヨ…？』
「…あのさ、いっこきいていい？」
そのままキヨの顔が見れないままキヨは話し始める。
「Aって、俺のことどう思ってんの？」
『え…』
もしかして、気づかれていたのだろうか。
私がキヨのことを、ファン以上に、友達以上に好きになっていることを。
…でも。
『…どうって、大事な友達だと、思ってるよ？』
どうしても、この関係を崩してまで伝えるべき気持ちではないと思ってしまった。
「ほんとに？」
『っ…うん。』
キヨの顔をちらりと見ると、いつにない真剣な眼差しで真っ直ぐこっちを見ていた。
何もかも見透かされているような気がして、私は目をそらして頷いた。
「…俺さ、もうAとは友達でいたくないんだよ。」
『え…？』
心に重く突き刺さったキヨの言葉。
しかし、どういう意味を含んでいるかはすぐに思い知ることとなる。
「…俺は、Aの恋人になりてぇ。」
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ねこ助(プロフ) - 研磨LOVEさん» ありがとうございます！中々更新できず申し訳ありません…！亀更新ですが、頑張ります！ (2018年8月15日 20時) (
レス) id: 01b69b86d4 (このIDを非表示/違反報告)
研磨LOVE - めっちゃ面白いです！更新、いつまでも待ってます。 (2018年8月1日 0時) (レス) id: 275071a833 (このIDを非表示/違反報告)
°☆*+.める.☆*+。 - ねこ助さん» 全然大丈夫ですょ！！！(*'▽'*) 気長に待ちますのでお身体には無理しなぃ程度に更新してくださぃ！( ´ ▽ ` ) (2018年4月18日 21時) (レス) id: 35131b408c (このIDを非表示/違反報告)
ねこ助(プロフ) - °☆*+.める.☆*+。さん» 応援ありがとうございます！まったり更新していくのでこれからもよろしくお願いします！！ヽ(*´∀｀)ノ (2018年4月18日 17時) (レス) id: 01b69b86d4 (このIDを非表示/違反報告)
°☆*+.める.☆*+。 - めちゃんこ大好きです！((唐突な告白)) 更新楽しみにしてます！ (*'▽'*)頑張ってください！応援してます！！(≧∀≦) (2018年4月18日 16時) (レス) id: 35131b408c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねこ助 | 作成日時：2017年6月30日 9時
