第13話 ページ17
打ち上げ当日。
緊張のあまり落ち着かなくて、予定の30分も前に来てしまった。
『…遠足前の小学生か。』
ぽそっと空を見上げて呟く。
そういえば、キヨは遅刻魔だってよく聞くなぁ。
私待てるかなぁ、なーんて。
キ「…あれ、A?」
『へ?!』
私が到着してまもなく、キヨが到着したことに唖然とした。
『早くない?!』
キ「お前が言う?!」
お互いにそういってから笑いあった。
『あー、なんかキヨのイメージって全然違うね。もっと遅刻魔だって思ってたのに。』
キ「俺だってやる時はやるんだからな!」
『普段ほかの人と出かける時は?』
キ「余裕で寝坊」
『だめじゃん!』
そう言ってまた笑う。
キヨと話してると楽しい、本当に友達になれてよかった。
そうして話してるうちにほかの人たちも来た。
フ「え?!Aちゃんはともかくキヨ早くね?!」
こ「いつも最後に遅刻してくるキヨが?!」
ヒ「…明日は大雨かなぁ」
キ「おいお前ら」
『ホントだ、普段は遅刻魔なんだ』
そういってまた笑みがこぼれる。
ヒ「今日はねー、Aちゃんにサプライズを持ってきたの。」
フ&こ「「じゃーん!!」」
ヒラがそういって取り出したのは…何かのチケット?
ヒ「遊園地のチケットです!」
『へ?!?!』
最俺と遊園地?!なんて贅沢な…!!
キ「ちなみに俺らの奢りだから!イベントの時の騒ぎのお詫びだと思って!」
フ「だったらキヨが払うべきだけどな」
フジがわざとらしくため息をつくとうるせぇ!といって肩をばしっと叩くキヨ。
『あ、あの…ホントにいいの?』
ヒ「いいのいいの、俺達がAちゃんにあげよって言い出したことだし。一緒に遊びたかったから!」
そういってニコッと笑うヒラ。
笑顔可愛いなぁ…癒される。
こ「さーほら!はやくいこうぜ!」
こーすけの言葉でみんなは歩き出す。
そういえば、最俺のみんなは今は東京住みなんだっけ。
ここまで来るの、大丈夫だったのかな…
『そういえば、皆は住んでるところ遠いんじゃなかったっけ?』
ヒ「あぁ、それなら大丈夫。元々打ち上げはこっちでする予定だったからホテルに泊まってたんだ。」
『なるほど。』
フ「Aちゃん心配しすぎ〜!」
そういって私の肩をつんつんしてくるフジ。
これがあれか、フジの女子のノリ。
キ「A、こっち。」
するとキヨが私の肩をフジから奪うように引き寄せた。
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ねこ助(プロフ) - 研磨LOVEさん» ありがとうございます!中々更新できず申し訳ありません…!亀更新ですが、頑張ります! (2018年8月15日 20時) (レス) id: 01b69b86d4 (このIDを非表示/違反報告)
研磨LOVE - めっちゃ面白いです!更新、いつまでも待ってます。 (2018年8月1日 0時) (レス) id: 275071a833 (このIDを非表示/違反報告)
°☆*+.める.☆*+。 - ねこ助さん» 全然大丈夫ですょ!!!(*'▽'*) 気長に待ちますのでお身体には無理しなぃ程度に更新してくださぃ!( ´ ▽ ` ) (2018年4月18日 21時) (レス) id: 35131b408c (このIDを非表示/違反報告)
ねこ助(プロフ) - °☆*+.める.☆*+。さん» 応援ありがとうございます!まったり更新していくのでこれからもよろしくお願いします!!ヽ(*´∀`)ノ (2018年4月18日 17時) (レス) id: 01b69b86d4 (このIDを非表示/違反報告)
°☆*+.める.☆*+。 - めちゃんこ大好きです!((唐突な告白)) 更新楽しみにしてます! (*'▽'*)頑張ってください!応援してます!!(≧∀≦) (2018年4月18日 16時) (レス) id: 35131b408c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ねこ助 | 作成日時:2017年6月30日 9時