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さらりと告げられた重大な告白に、Aは大きな目を更に大きくする。
『なっ……！嫌です……！！』
勿論、Aはすぐに抵抗した。
やっとの思いで入った真島組を破門とは……
確かに、今回の件で真島に迷惑をかけた事は自覚していたが、だからといって簡単に了承出来る話ではない。
何とかして説得しようと口を開きかけるが、
「まぁ、待て。人の話は最後まで聞けや」
と制する声で、Aは渋々口を閉じる。
「この前、俺がお前とマキムラマコトを重ね合わせとる言うてきたよな？」
『……はい』
「確かに、お前はマコトによう似とる。お前とおると、マコトとおるような気になったんは事実や」
その言葉に、Aは目線を下げた。
わかりきっていた事実だが、改めて本人から口にされると心にくるものがある。
僅かではあるが真島と過ごした日々の中に、Aの存在はあったのだろうか。
何もかもがやるせなくて、心が空虚になるのを感じた時、
「でもな、」
と言う真島の声が耳に響いた。
「マコトの事抜きに、お前を傷つけたくない思うとるのも事実やねん」
『それって、どういう……』
Aが顔を上げた時、二人の視線が
この時初めて、真島とちゃんと目線が合ったような、そんな気がした。
「俺もあれから色々考えてん。お前を……Aをどう思とるかをな……そしたら、お前が傷つく姿をもう見たないっちゅう結論に至った訳や。例えきっかけが"マコトに似とるから"やとしても、お前を傷つけたない事実は変わらん訳やろ？せやから、お前を破門にしよ、思ったんやわ」
Aの目頭が熱くなった。
真島はこんなにも考えてくれていた。
"マキムラマコト"では無く、
Aの事を───────
つい涙が零れそうになるが、その涙を堪えるようにぐっと力を込める。
真島の気持ちは十分に伝わってきた。
しかし……
『でも……破門は、嫌です……』
口を尖らせて、拗ねるように呟く。
覚悟を決めて、真島組に単身で乗り込んだAの事だ。簡単に破門を飲める訳が無い。
一方の真島は、Aの反応に差程驚く様子など見せず、ふっと笑ってみせた。
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雲雀(プロフ) - エコノハァーさん» コメントありがとうございます！手違いでオリジナルタグを付けてしまっていたようです……教えて頂きありがとうございました！ (2021年2月12日 23時) (
レス) id: 22260f8f2e (このIDを非表示/違反報告)
エコノハァー(プロフ) - 新作おめでとうございます！応援してます！あと、オリジナルタグ付いております(気づいていましたらすみません！) (2021年2月12日 23時) (レス) id: 0f751f239f (このIDを非表示/違反報告)
雲雀(プロフ) - レイナさん» わ〜い！ありがとうございます〜！よろしくお願いします！ (2021年2月12日 23時) (レス) id: 22260f8f2e (このIDを非表示/違反報告)
レイナ(プロフ) - 新作おめでとうございます!これからどうなるか楽しみですｯ! (2021年2月12日 23時) (レス) id: 62f57f1f40 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雲雀 | 作成日時：2021年2月12日 21時
