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『助けて貰った事には感謝しています。でも、私とマコトさんは別人です……！勝手に……私からマコトさんを見出さないで……！！』
Aの心の内を、真島は黙って聞いていた。
眉を寄せながら、ただ、じっと……
Aの荒くなった呼吸が平常に戻った時、真島はやっと口を開いた。
「……目覚めたばっかやっちゅうのに興奮させて悪かったな。俺はもう帰るわ」
話の本質に触れようとしない真島に、Aは何か言いたげな顔で見つめた。
しかし、
『……私も、大声出してすみませんでした』
と、不服ながらも謝罪を口にする。
「ほなな」
そう吐き捨て、早々に病室から立ち去る真島の背中を見つめる。
Aの胸には、本心を曝け出した後悔だけが残った。
病室から出た真島は、ドアに
─────── 私とマキムラマコトさんを重ね合わせているんじゃないですか……？
先程の言葉が頭を木霊する。
Aに言われた事は全て図星だった。
Aを抗争に参加させなかったのも、撃たれた時にマコトの名を呼んだのも……
全て、Aとマコトを同一視していたからだ。
真島は、"まだ16年前の出来事を引き摺っているのか"と、自分に嫌気が差した。
そして、そのせいでAを傷つけてしまったことにも。
真島の頭には、苦しそうにこちらを見つめるAの顔がこびり付いて離れない。
普段無表情の彼女が、初めて感情を露にした。
そうさせたのは自分のせいかと思うと、真島の胸は痛む。
自身への怒りを上手く消化する事ができずに、真島は雑に頭を掻いた。
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雲雀(プロフ) - エコノハァーさん» コメントありがとうございます！手違いでオリジナルタグを付けてしまっていたようです……教えて頂きありがとうございました！ (2021年2月12日 23時) (
レス) id: 22260f8f2e (このIDを非表示/違反報告)
エコノハァー(プロフ) - 新作おめでとうございます！応援してます！あと、オリジナルタグ付いております(気づいていましたらすみません！) (2021年2月12日 23時) (レス) id: 0f751f239f (このIDを非表示/違反報告)
雲雀(プロフ) - レイナさん» わ〜い！ありがとうございます〜！よろしくお願いします！ (2021年2月12日 23時) (レス) id: 22260f8f2e (このIDを非表示/違反報告)
レイナ(プロフ) - 新作おめでとうございます!これからどうなるか楽しみですｯ! (2021年2月12日 23時) (レス) id: 62f57f1f40 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雲雀 | 作成日時：2021年2月12日 21時
