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「なんや、Aチャンも寒そうな格好しとるやないか」





よく見ると、Aが履くスカートは真冬にしては短く、足はかなり露出している。


出会った当初は、ジーンズが当たり前だったというのに。





Aは、真島と出会った時に比べ、かなり容姿が変わっていた。


黒髪にセミロングだった髪型は、今では明るくなり緩く巻かれている。





『私だって女の子ですから、冬でもスカートぐらい履きますよ!だって、"オシャレは我慢"なんでしょ?』





Aは先程の真島の言葉を使い、大きな目を細めて笑って見せた。


その笑顔も、覚えたてのメイクのせいか頬は赤く染まっている。





(好きな男でも出来たんやろうなぁ)





少女から女性へと変貌遂げるAを眺めながら、真島はしみじみとそんな事を考えていた。


純粋無垢だった彼女が、何処の馬の骨かもわからない男によって変わっていくのは寂しいものがある。


この寂しさは、父性に似たものだと、真島は信じて疑わなかった。





次第に父親でもない自分がこんな事を考えるのは馬鹿らしいと思った真島は、煙草を一吸いした後、重い腰を上げた。





「ほら行くで」





ドラム缶に煙草投げ捨て背を向けて歩き始めた真島に、Aは疑問の顔を浮かべる。





『行く、って……何処にですか?』





「もう夜も遅いやろ。一応Aチャンは女の子やし、家まで送ってったるわ」





『"一応"は余計です!でも、ありがとうございます』





Aは無邪気な笑みを浮かべながら、真島の元へ小走りで向かう。





「ふっまだまだ子供やのう」





そんなAを見ながら、気づけば真島の口からはこの台詞が漏れていた。

.→←懐いた子犬



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設定タグ:龍が如く , 真島吾朗   
作品ジャンル:恋愛
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なぬ - 面白い (2022年3月29日 16時) (レス) id: 9f70a28778 (このIDを非表示/違反報告)
kokurou6(プロフ) - Twitterフォローさせていただきました。よろしければ承認お願いします。 (2021年2月7日 16時) (レス) id: f57eb3d90a (このIDを非表示/違反報告)
★レイナ☆(プロフ) - ツイッターフォロー申請させて頂きました! (2021年2月4日 11時) (レス) id: 62f57f1f40 (このIDを非表示/違反報告)
エコノハァー(プロフ) - 雲雀さん» はい、やべぇ所の作者です…。ハチャメチャな作品を読んでいただいて光栄です!ありがとうございますっ!(土下座) (2021年1月23日 13時) (レス) id: 0f751f239f (このIDを非表示/違反報告)
雲雀(プロフ) - エコノハァーさん» コメントありがとうございます〜!嬉しいです〜!あの、もしかして、「就職した先はやべぇ所でした」の作者様でいらっしゃいますか……?私もエコノハァーさんの作品楽しく読ませていただいております!! (2021年1月22日 23時) (レス) id: 22260f8f2e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雲雀 | 作成日時:2020年12月27日 14時

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