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『なんやその目』
『そんな目で俺のこと見てええと思ってるん?』
頬に感じる痺れる痛み。
ジンジンする。
原因は…わたしにある、らしい。
廉が私の頬を叩いたのは、わたしが神くんと喋っていたから。
『他の男と話すなって言ったよな』
神くんは私の1つ歳上の幼馴染。
幼稚舎の頃からずっと一緒で、お互い今は大学生。
大学で会って話したり、一緒に帰ったりすることは私たちにとって当たり前のことだった。
廉と出会うまでは。
“[FN:名前]、そのあざ…どうしたの?”
「転んでぶつけたの」
“首を?”
「…うん」
“[FN:名前]、あいつと付き合い始めてからなんか変じゃない?”
「…そんなことないよ!じゃ、じゃあね、神くん」
あの時話したのはおおよそこんなこと。
その様子を廉に見られたのに、私は気付いていた。
だから急いで話を切り上げた。
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作者名:音 | 作者ホームページ:https://mobile.twitter.com/9720rr
作成日時:2019年9月17日 22時