検索窓
今日:1 hit、昨日:3 hit、合計:9,395 hit

__ 01 ページ23

『なんやその目』
『そんな目で俺のこと見てええと思ってるん?』

頬に感じる痺れる痛み。
ジンジンする。
原因は…わたしにある、らしい。
廉が私の頬を叩いたのは、わたしが神くんと喋っていたから。

『他の男と話すなって言ったよな』

神くんは私の1つ歳上の幼馴染。
幼稚舎の頃からずっと一緒で、お互い今は大学生。
大学で会って話したり、一緒に帰ったりすることは私たちにとって当たり前のことだった。
廉と出会うまでは。

“[FN:名前]、そのあざ…どうしたの?”
「転んでぶつけたの」
“首を?”
「…うん」
“[FN:名前]、あいつと付き合い始めてからなんか変じゃない?”
「…そんなことないよ!じゃ、じゃあね、神くん」

あの時話したのはおおよそこんなこと。
その様子を廉に見られたのに、私は気付いていた。
だから急いで話を切り上げた。

__ 02→←紅い花



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.1/10 (10 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
59人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作者ホームページ:https://mobile.twitter.com/9720rr  
作成日時:2019年9月17日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。