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他に好きな人?

そんなのできるわけない。

というか作ることができない。

最近、雄登以外の人にあったのは、この前家に遊びに来た母親だけ。

家から1人では1歩も出ない生活を送っているのに、どうして他に好きな人出来るっていう発想になるんだろう。

というより今、好きな人なんて居ない。

雄登だって私にとっては過去の人。

こんなことされて、好きでい続ける理由なんてある?

……残念だけど、私にはない。


A「ねぇ雄登」

雄登「何?」

A「怒らないで聞いてくれる?2つ、お願いがあるの」


昔、雄登はわたしにとって憧れの人だった。

いつも成績優秀で、かっこよくて、それでいつも冷静な雄登は遠い存在だった。

それから学園祭がきっかけで話すようになって、仲良くなって、進学して付き合い始めて。


A「首輪はもう、…嫌だ」

雄登「……何言ってんの?」

A「それからもう1つ」


私がそう言うと、何かを察したのか雄登の顔は青ざめ、息遣いが荒くなったように感じた。


A「わたしと……








.









別れてください」

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作者名: | 作者ホームページ:https://mobile.twitter.com/9720rr  
作成日時:2019年9月17日 22時

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