雰囲気 ページ10
「ど、どうしたんですか！？」
あたふたしながら握っていた腕を離す
鼻をすすりながら本格的に泣き出してしまった私
ここは駅前の大通り沿い
道行く人がヒソヒソ話しながら、立っている私たちを見ながら歩いてる
A「ひっく・・泣」
「と、とにかくちょっとこっち来て？」
ふわっと掛けられた彼のマフラー
また・・・チャンミンを思い出してしまう・・・
手を握られて引っ張っていかれ
道の隅っこでひとしきり泣いた
困ったように頭を掻きながら見つめている彼
A「ごめんね・・・亮くん・・」
私のアルバイト先の飲食店で、一緒に働いている同僚だ
亮「いや・・・驚きましたけど・・・」
A「なんで追い掛けてきたの？」
こっちの駅とは帰りが違うはず・・・
亮「いやいやいや、勤務終わってからずっと話し掛けてるのに上の空だったから！
今日、バイトの皆で飲み会の予定でしたよね？」
・・・そうだっけ
A「ごめん、私、」
亮「まぁ、その様子じゃ行けそうにないか。」
呆れたように微笑んで
首に巻いてくれたマフラーで頬を撫でる
可愛らしくて弟みたいな亮くん
チャンミンより年下なのに
柔らかく笑う雰囲気がよく似てる
亮「もう大丈夫ですか？」
A「うん・・・じゃあ私はここで、」
マフラーを返して、身体を翻そうとしたその腕をもう一度握られた
亮「皆との飲み会はキャンセルでいいんですけど、腹減ったんでなんか食べに行きません？」
見上げた私に笑顔
心配でもしてくれているのかな
A「大丈夫よ、私、」
亮「俺が大丈夫じゃないです。このまま一人で帰すと思い詰めそうで心配です。」
A「そ、そんなことしないわよ！焦」
本当はまた一人で塞ぎ込んで泣いていたと思う
亮「こういう時は肉！肉ですよ。元気出ますから食べに行きましょう！」
引きずられるように連れて行かれたのは鉄板焼きのステーキ屋さん
A「食べられないよ・・・こんなに・・・」
亮「食べ切れなかった方のおごりですからね。」
A「えっ！聞いてないし！」
300gも頼まれた目の前のステーキを勢いよく頬ばった私に
声をあげて彼は笑った
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tama(プロフ) - なおちゃんお久しぶり〜！元気にしてますか？ふら〜っとおじゃましては、なおちゃんのお話読み返してるよ(^^)いつまでも待ってるからね〜♪ (2019年12月21日 2時) (
レス) id: 16475f81e3 (このIDを非表示/違反報告)
千衣(プロフ) - なおさん、ひょっこりをいつまでも過去作品を読み返しなからお待ちしてますよ〜♪ (2019年12月20日 20時) (レス) id: 831be97d67 (このIDを非表示/違反報告)
愛嬌(プロフ) - ひょっこりお待ちしてます。お話どれも大好きです(^｡^) (2019年12月20日 17時) (レス) id: dff3957b28 (このIDを非表示/違反報告)
take1011(プロフ) - なおさん、今晩は！東方神起札幌ドーム参加を終えた今、過去ライブDVDを観尽くしています。そして、なおさんのお話もリピート〜〜！待ってます！！ (2019年12月20日 0時) (レス) id: bedbfc6855 (このIDを非表示/違反報告)
あみ(プロフ) - なおさん元気かな？？いつでも待ってます!! (2019年12月19日 23時) (レス) id: f65fdff13b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なお
| 作者ホームページ：https://twitter.com/630HiTVXQ
作成日時：2016年2月16日 20時
