待とう ページ37
トントン、とあやすように背中を優しく擦る
ようやく落ち着きを取り戻したチャンミンが顔を上げた
チャンミン「・・・で？」
A「？」
チャンミン「さっきのライターは？」
鼻の先と目が触れそうな距離
さっきの怒りよりも若干和らいだように見えたけど
明らかに拗ねてる
A「あ、あれは・・・」
チャンミン「あれは？」
A「亮くんがお腹痛いからトイレ貸してって・・・汗」
チャンミン「はぁ？」
本当なの
今日はいつもより遅くなった帰宅
夜道は危ないから、友人として送ると言ってくれた亮くん
今まで一度も部屋になんて上げたことないけど
A「お腹痛いって言う人、追い返せないじゃない。汗」
本当に顔色が悪くて
しばらく横になって帰っていったから、その時にでも落としたんだろう
チャンミン「あなたバカですか？
そんな上がり込む台詞信用するなんて。」
小言を言いだしたチャンミンにシュンとなる
チャンミン「大体、何でまだ送ってもらってるんですか？
下心あるの見え見えじゃないですか。」
A「本当に今は違うんだって！」
チャンミン「今はって！やっぱり。
前科があるから言ってるんですよ！！」
前科なんて、日本語どこで覚えたんだろう・・・汗
チャンミン「ちょっと職場で仲いいからって調子に乗って、
だから勘違いするんですよ男は、」
A「・・・小言ばっかり言って、父親みたい。」
チャンミン「あぁん？前は赤ちゃんみたいとか言ったくせに、なんですか！」
怒りまくるチャンミンに微笑んでしまう
反転させられた身体
見上げると、端正な顔立ちのチャンミンが見降ろしている
チャンミン「Aさん。」
A「・・・なに？」
この胸の高鳴りが、聞こえてしまいそうだよ
チャンミン「Aさんが好きです。
好きだから苦しいです。」
切なげに眉を下げると
私も苦しくなってしまうの
チャンミン「女として、誰よりも大切なのはAさんですよ。」
私も
誰よりも大切なチャンミン
もしかしたら
自分のことより大切なのかも知れない
A「ふたりで、ソウンさんを待とう。」
私の言葉に驚くチャンミン
A「ふたりで、目が覚めることを祈ろうね。」
微笑んだ私に「あなたを好きになってよかった」そう呟いた
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tama(プロフ) - なおちゃんお久しぶり〜！元気にしてますか？ふら〜っとおじゃましては、なおちゃんのお話読み返してるよ(^^)いつまでも待ってるからね〜♪ (2019年12月21日 2時) (
レス) id: 16475f81e3 (このIDを非表示/違反報告)
千衣(プロフ) - なおさん、ひょっこりをいつまでも過去作品を読み返しなからお待ちしてますよ〜♪ (2019年12月20日 20時) (レス) id: 831be97d67 (このIDを非表示/違反報告)
愛嬌(プロフ) - ひょっこりお待ちしてます。お話どれも大好きです(^｡^) (2019年12月20日 17時) (レス) id: dff3957b28 (このIDを非表示/違反報告)
take1011(プロフ) - なおさん、今晩は！東方神起札幌ドーム参加を終えた今、過去ライブDVDを観尽くしています。そして、なおさんのお話もリピート〜〜！待ってます！！ (2019年12月20日 0時) (レス) id: bedbfc6855 (このIDを非表示/違反報告)
あみ(プロフ) - なおさん元気かな？？いつでも待ってます!! (2019年12月19日 23時) (レス) id: f65fdff13b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なお
| 作者ホームページ：https://twitter.com/630HiTVXQ
作成日時：2016年2月16日 20時
