零れ落ちる〜Changmin side〜 ページ30
広いキッチンとダイニング
俺は仕事が忙しいから
たまの休みの日くらいゆっくり一緒に食事が出来る部屋がいい
寝室は狭くていい
ひとりで眠る日があるだろうAさんが
決して寂しくないように
チャンミン「・・・なんで、ですか？」
真っすぐに見る俺に、どこか視線は合わさない
A「チャンミン、」
チャンミン「まさか、またソウンさんのことでそう思ってます？」
語気を強めた俺に、ため息まじり
チャンミン「早く目を覚まして欲しいと思います。
でもそれは、恋愛感情じゃないですよ。」
何度説明したら、届いてくれるんだろう
どうすれば、安心してくれるんだろう
A「チャンミン、ソウンさんのそばに居ていいよ。」
チャンミン「だからっ！！それは何度もっ！！」
怒りが増してくる
俺を諦めてる言い方は、やめて欲しい
A「・・・違うの。」
チャンミン「え？」
A「嫉妬じゃないのよ。」
いつも俺には心と裏腹な言葉で嫉妬してくれてた
居ていいよ、というのは居て欲しくないって意味だと思ってた
A「チャンミン、ソウンさんのこと心配でしょう？
嫉妬して聞いてるんじゃないの。
あんなことがあったんだもの。
気にならない方がおかしいと思う。」
事故のことで、俺は自分を責めていた
彼女があんな目にあったのも、俺のせいだと思ったからだ
A「今は・・・そばに居てあげて？
本当に、そう思ってる。」
微かに笑う彼女
それはきっと、以前言った意味とはまるで違う
チャンミン「嫌です・・・
嫌ですよ・・・」
首を振ると、困った顔をしている
今すぐ一緒に住まないと
あなたが居なくなってしまう気がするんだ
チャンミン「Aさん、俺のことまた嫌いになりますか？」
A「嫌いになったことなんて一度もないよ・・・」
泣きそうな俺の大きい身体を
子どもをあやすように抱き締めてくれる
A「・・・ソウンさん、早く元気になるといいね。」
ねぇ、嫉妬してよ、Aさん
ソウンさんのそばに居て欲しくない、と泣かれた方がよっぽど嬉しい
どうして
あなたはいつも
俺の指先から、砂のように零れ落ちてしまうんだろう
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tama(プロフ) - なおちゃんお久しぶり〜！元気にしてますか？ふら〜っとおじゃましては、なおちゃんのお話読み返してるよ(^^)いつまでも待ってるからね〜♪ (2019年12月21日 2時) (
レス) id: 16475f81e3 (このIDを非表示/違反報告)
千衣(プロフ) - なおさん、ひょっこりをいつまでも過去作品を読み返しなからお待ちしてますよ〜♪ (2019年12月20日 20時) (レス) id: 831be97d67 (このIDを非表示/違反報告)
愛嬌(プロフ) - ひょっこりお待ちしてます。お話どれも大好きです(^｡^) (2019年12月20日 17時) (レス) id: dff3957b28 (このIDを非表示/違反報告)
take1011(プロフ) - なおさん、今晩は！東方神起札幌ドーム参加を終えた今、過去ライブDVDを観尽くしています。そして、なおさんのお話もリピート〜〜！待ってます！！ (2019年12月20日 0時) (レス) id: bedbfc6855 (このIDを非表示/違反報告)
あみ(プロフ) - なおさん元気かな？？いつでも待ってます!! (2019年12月19日 23時) (レス) id: f65fdff13b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なお
| 作者ホームページ：https://twitter.com/630HiTVXQ
作成日時：2016年2月16日 20時
