出張〜Changmin side〜 ページ2
A「え？連休返上？」
チャンミン「ごめんな。急にロスに飛ばなきゃいけなくなった。」
明日からの出張の荷物をキャリーケースに詰め込みながら
隣で、残業から帰って来たばかりのAが目を丸くしていた
A「・・・手伝うよ。」
チャンミン「お義母さんに、俺も連れて行くって言ってあったよな・・・」
俺の着替えを畳んでいたAの手が止まる
チャンミン「ごめん。必ずこの埋め合わせはするから・・・」
A「なに言ってるの。仕事なんだから仕方ないじゃない！
うちのお母さんは、やっと娘が嫁にもらってもらえるって
そのことだけで大喜びなんだから。笑」
今週の大型連休
久々にふたり、休みを取ってAの実家に挨拶に行く予定だった
急な仕事で、またその予定は宙に浮いた
何度もこんなようなことを繰り返して
いい加減俺も心苦しくなってくる
チャンミン「・・・本当に、怒ってない？」
恐る恐る顔を覗くと、作り笑いだと簡単に分かってしまう
A「怒った私はもっと怖いでしょ？」
チャンミン「いや・・・おまえ、静かなときの方が怖いから。」
どういう意味かと、ぶうっと口を尖らせる
チャンミン「言いたいことはちゃんと言っていいよ。
お互い我慢はよくないから。」
A「なんかチャンミン最近大人だね。」
チャンミン「いや、俺ずっと大人ですけど。」
A「子どもだよ、チャンミンは。笑」
ケラケラ可笑しそうに笑う君を見て少しだけホッとした
A「怒ってるんじゃなくて・・・
ちょっと寂しかっただけ。
また連休ひとりかぁ。」
んーっと伸びをして、荷物の入ったバックを「はい」っと手渡した
チャンミン「寂しい思いさせて、ごめん。」
受け取る手をそのままグッと手繰り寄せた
ポスンと簡単に胸に埋まってしまう小さな君の身体
A「悪いと思ってるなら・・・
今夜、たくさん抱いてね。」
こんなこと言うから、小憎らしいときもすぐに可愛いと思えてしまう
いつだって俺は
ベタ惚れの君にかないっこないんだ
A「ロスかぁ。
そう言えば、チャンミン
昔住んでたことあるんだよね。
あちらに親戚とか居るの？」
胸の中で聞く君をぎゅっと強く抱き締める
チャンミン「・・・うん。いるよ。」
それは
思い出したくもない過去のトラウマ
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なお(プロフ) - Ｋ-ｐｏｐオールペンさん» 読んでくださってありがとうございます。続編は今のところ予定がありません。結婚して子どもが出来たこの章で完結です。幸せなその後を思い描いて頂けたら嬉しいです。 (2016年5月3日 20時) (
レス) id: 39eb0052e1 (このIDを非表示/違反報告)
Ｋ-ｐｏｐオールペン - 続編は無い？ある？私個人としては続編希望です。読みやすい作品だったので (2016年4月22日 21時) (携帯から) (レス) id: cd6a5aedf4 (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - ryouchamiさん» ありがとう〜！ご要望頂けると嬉しいです。今はちょっと休業中ですので、また書ける時期が来ましたらぜひ遊びに来てくださいね！いつも本当にありがとうございます！ (2016年1月29日 22時) (レス) id: 39eb0052e1 (このIDを非表示/違反報告)
ryouchami(プロフ) - なおさん、お願いお願い！ぜひ短編でもなんでもなおさんが描くチャンミンに会わせて〜！ 春から頑張ってくださいね！ (2016年1月27日 23時) (レス) id: ae68b7da94 (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - ぱぴさん» 癒しになっていたなんて光栄です！同じくらいの年代なのですね！学生は11年振りです。お互い大変だと思いますが、頑張って行きましょうね。また気分転換に戻って来ましたらぜひ遊びに来てくださいね。 (2016年1月25日 22時) (レス) id: 39eb0052e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なお
| 作者ホームページ：https://twitter.com/630HiTVXQ
作成日時：2015年12月14日 0時
